研究課題/領域番号 |
22K17074
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坂口 晃平 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (70801455)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 低酸素 / 細胞外小胞 / エクソソーム / 歯周組織再生 / 間葉系幹細胞 / 細胞外膜小胞 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周組織再生の試みとして骨髄間葉系幹細胞が分泌する液性因子群に着目した。その中に含まれる細胞外小胞(MSCs-EV)が骨再生能を有し、低酸素条件下で培養回収した場合は高い血管新生能を有し骨再生能が増強することがわかってきた。低酸素条件で培養回収したMSCs-EVをラット歯周組織欠損モデルへ投与し歯周組織再生能を評価、低酸素条件が細胞に及ぼす影響を検証する。
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研究実績の概要 |
骨髄間葉系幹細胞由来の細胞外小胞をラット歯周組織欠損モデル(直径1mm)に投与したところ対照群と比較して、欠損部で新生骨形成および新生セメント質の形成がみられた。炎症細胞の浸潤は確認できなかった。in vitroにおいて、ラット歯根膜細胞にPKHで標識した骨髄間葉系幹細胞由来細胞外小胞を投与すると、細胞内で観察され、細胞内に取り込まれることがあきらかとなった。また、細胞外小胞を取り込んだラット歯根膜細胞は、細胞増殖能が増加し、石灰化が亢進し、in vivoにおける新生骨形成や新生セメント質形成を裏付ける結果であった。また、HUVECに細胞外小胞を投与したところ、同様に取り込まれ、tube formation assayの結果より、血管新生を亢進することがあきらかとなった。細胞外小胞から刺激をうけた歯根膜細胞や血管内皮細胞から分泌される液性因子に着目して、サイトカインなどのタンパク質,細胞外小胞の解析もすすめている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、物品の納入が遅れたり、研究業務が中断となったりとやや遅滞が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
骨髄間葉系幹細胞由来細胞外小胞による歯周組織再生能があきらかとなった。今後は、低酸素など細胞培養条件を変化させ、歯周組織における各種細胞への動態変化、歯周組織欠損モデルにおける再生能の変化にあたえる影響を検証する。
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