研究課題/領域番号 |
22K17084
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
中田 貴也 大阪歯科大学, 歯学部, 講師(非常勤) (40803317)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 乳酸 / 再生 / 歯周組織再生 / メタボリズム / 歯周組織 |
研究開始時の研究の概要 |
近年の研究報告において, 乳酸は組織再生や硬組織の分化に重要な役割を果たすことが明らかになりつつある。申請者らは低グルコース環境における乳酸欠乏によって, 歯根膜幹細胞の硬組織形成を阻害することを発見し, 乳酸が歯周組織再生を促進するエネルギー源となる可能性を見出した。 本研究ではヒト歯根膜幹細胞とラットを用いた動物実験による臨床モデル試験を実施し,「生理活性物質」としての乳酸が歯周組織再生に有用であるのか, そのメカニズムを解明することを目的とする。さらに, 本研究で得られた成果をもとに,乳酸製剤を用いた新規歯周組織再生治療を開発するための基盤を構築する。
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研究成果の概要 |
乳酸は組織再生や硬組織の分化に重要な役割を果たすことが明らかになりつつある。申請者らは低グルコース環境における乳酸欠乏によって, 歯根膜幹細胞の硬組織形成を阻害することを発見し, 乳酸が歯周組織再生を促進するエネルギー源となる可能性を見出した。本研究ではヒト歯根膜細胞を用いて,「生理活性物質」としての乳酸が歯周組織再生に有用であるのか, そのメカニズムの一端を解明した。さらに, 本研究で得られた成果をもとに,乳酸製剤を用いた新規歯周組織再生治療を開発するための基盤構築を行うこととする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては, 細胞分化に必要なエネルギー源を供給する「生理活性物質」として乳酸を歯周組織再生治療に応用できる可能性を探るという点であり, 乳酸が組織再生を活性化させる因子として利用するというアイデアの点で学術的意義がある。また現在, 歯周組織再生治療に用いる薬剤や材料はその製造には高価なコストがかかるというデメリットがある。しかし, 乳酸製剤はトウモロコシやイモ等の植物から作ることが可能であるため製造コストは非常に安価であり, アレルギーなどの有害事象についても少ないという特色に社会的意義を見出すことができると考える。
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