研究課題/領域番号 |
22K17101
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
水野 麻梨子 北海道大学, 大学病院, 助教 (30907788)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 超小型ウェアラブル筋電計 / スキルアップ / 論文読み / 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / 口腔内装置 / 咬合変化 / 咀嚼筋活動 / 睡眠時咬筋筋電図 |
研究開始時の研究の概要 |
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対する口腔内装置(OA)治療の副作用の一つである咬合接触の変化の原因の一つに,歯自体の移動が考えられる.そのような歯列の移動が起こるためには,相当の筋力による負荷を要するものと推察される.そこで,本研究では,OA使用中のOSAS患者の睡眠時咬筋筋電図をウェアラブル筋電計を用いて自宅にて無拘束で記録,解析し,OA装着時に発現している咀嚼筋活動の実態を解明する.本研究により,OA治療の副作用の一つである咬合接触の変化発現のメカニズム解明と咬合変化発現防止策確立のための有用な情報が得られるものと考えられる.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、自宅無拘束下で超小型ウェアラブル筋電計を用いて、これからOAを使用する予定のOSAS患者の睡眠時咬筋筋電図をOA非装着時とOA装着時で記録、解析することにより、OA装着時に歯を歯列弓ごと移動させてしまうほどの過度な筋力が働いているかどうかを検証することである。人に対する研究のため、2022年秋頃より倫理審査を行っており、現在予備審査中であるため、まだ実際に新規OSAS患者を被験者として、研究を進めることができていない状態である。 本研究で実施する筋電図検査は、その結果により被験者自身のOA装着時の筋力の程度がわかり、治療のための参考データとして役に立つ可能性がある。また、研究成果により将来の医療の進歩のために貢献できる可能性がある。そのためには、超小型ウェアラブル筋電計により、より正確なデータを収集することが必要となる。 そのために、現在は被験者相手に臨床研究は進められないものの、日常の診療においてOSAS関係なく、必要に応じてできるだけたくさんの患者さんの咬筋筋電図を記録、解析することにより、超小型ウェアラブル筋電計を扱うことに慣れるというスキルアップを図っている。このことは、臨床研究の際により正確なデータを収集するために非常に重要な行程と考えられる。 また、睡眠歯科学会に入会しているため、学会誌に掲載されている論文に目を通し、より最先端な知識をアップデートしている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
倫理審査がまだ通っていないため。
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今後の研究の推進方策 |
被験者を呼べる期間が短くなるため、倫理審査が通り次第すぐにでも研究に取りかかれるように、同時に複数人の被験者がいても対応できるように機材を買い揃えておき、スキル含め何一つ不安なく研究を進めていける下準備を整えておく。
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