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異なる上部構造と熱刺激がインプラント表面の温度変化に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 22K17120
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関日本歯科大学

研究代表者

大滝 梨菜  日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 助教 (70878040)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
キーワードインプラント / 熱電対 / インプラント体表面温度 / implant / osseointegration
研究開始時の研究の概要

インプラント治療はチタン製のスクリューを歯根の代用とし、手術を施行することで欠損部位を補填するものである。チタンは生体に安全性が高い材料として知られているが、生体にとっては異物である以上、治療にはリスクを伴う。そのリスク因子を多く解明し、よりインプラントの成功率を上げることが申請者の目標である。申請者はリスク因子の一つとして口腔内に加わる熱刺激に着目している。47℃以上の熱によりインプラントを取り囲んでいる骨の細胞へ影響を与えるという報告から、本研究の目的は、口腔内に加わる熱刺激がインプラントにどのような温度変化を与えて、どのような影響を及ぼすか調査し、リスク因子を解明することである。

研究実績の概要

インプラント治療は高い成功率を示しているが、なかには原因が判らないままオッセオインテグレーションが喪失し、インプラント体の抜去をせざるを得ない場合がある。インプラント治療の成功率をより向上させるために、オッセオインテグレーション喪失のリスクとなり得る要因を特定する必要がある。オッセオインテグレーション喪失の要因の一つとして口腔内に加わる熱刺激が考えられる。本研究の目的は、口腔内に加わる熱刺激により上部構造、アバットメント及びインプラント体の表面温度がどのように変化し、またインプラント表面温度が骨細胞の生存可否の閾値である47°Cに到達するか、in vitroで比較・検討をしている。インプラント表面の最高温度と47°C以上の継続時間を明らかにし、インプラント表面に加わる温度変化を経時的に評価することでインプラント周囲骨に影響を及ぼすかが解明でき、インプラント治療の成功率を向上させる重要な知見となり得る。現在は、in vitroで研究を進めているが、今後はin vivoでの解明も必要になってくると思われる。現在、インプラント体装着用ジグ(下部)の製作が完了している。しかし補綴装置の設計および計測用ソフトウェアの検討に難航している。これらの装置の設計(上部構造及びアバットメントの形態・材質)は熱刺激時の結果に直接影響するため、研究結果は大きく異なってくる可能性がある。そのため繰り返し試作しながら研究を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

・補綴装置の設計:上部構造の材質および上部構造形態の統一、アバットメントの種類の検討、試作を行っている。完成次第計測に移行していく。
全体としてやや遅れているが、計測準備ができ次第、研究を進めていく。

今後の研究の推進方策

令和5年度に引き続き、研究用モデルの製作を行い、計測準備を進めていく。また結果については国内における歯科学会(補綴学会及びインプラント学会)で報告を行えるように準備していく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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