研究実績の概要 |
研究対称の顎変形症手術予定症例のCTデータから画像解析ソフトProplan CMF(マテリアライズジャパン株式会社、横浜)を用いて構築した三次元CT画像上に計測点を設定し、左右の距離計測と角度計測を行い、三次元顎顔面形態計測値からクラスター分析によって分類されたパターンごとにそれぞれの特徴を分析した。非接触型三次元形態測定装置Vectra H1 (Canfield Scientific, Parsippany, NJ, USA)を用いて術前、術後2週後、術後3か月、術後6か月の顔貌撮影を行える症例には撮影を行い、三次元顔貌写真を作成した。評価者の視線の動きを捉えるアイトラッキング装置Tobii Pro ナノ(トビー・テクノロジー株式会社、東京)を用いて、患者が自身の術前・術後の三次元顔貌写真を見た時の視線移動軌跡データを分析し、アイトラッキング装置とICレコーダーを装着した被験者の正面に設置したモニター上で、三次元顔貌写真の正面、側面を観察してもらい、顔貌に対する主訴や不満を発話してもらいICレコーダーで記録する予定であった。しかし、初年度に購入予定であったアイトラッキング装置Tobii Pro ナノ(トビー・テクノロジー株式会社、東京)の価格高騰により装置購入ができなかったため装置を使用した評価をする段階には至っていない。よって、CTデータから画像解析ソフトによる三次元CT画像の構築及び、非接触型三次元形態測定装置Vectra H1 (Canfield Scientific, Parsippany, NJ, USA)を用い、術前後の顔貌撮影までにとどまっている。
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