研究課題/領域番号 |
22K17221
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
西須 大徳 愛知医科大学, 医学部, 助教 (70624625)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 神経障害性疼痛 / 三叉神経痛 / 三叉神経ニューロパチー / 電気生理検査 / 定量的感覚検査 / QST / 中枢感作 / 電気生理学的検査 / QST(定量的感覚検査) / 予後予測 |
研究開始時の研究の概要 |
三叉神経痛、三叉神経ニューロパチー(神経障害性疼痛)の患者30名を対象に、通常診療で行っている痛みのVASや自己記入式質問票に加え、下記検査を治療前・治療直後(1-7日)・1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後に実施する。① Pain threshold of intra-epidermal nerve terminal(PINT) ②電気的知覚閾値検査(PV) ③ 痛みの中枢感作:QST(Temporal Summation/After Sensation;TS/AS) ○Primary Outcome:PINTの経時変化 ○Secondary Outcome:PINTとPVの・QST・質問票との関連
|
研究実績の概要 |
本研究では神経障害性疼痛に分類される、三叉神経痛・三叉神経ニューロパチーを対象とした患者の治療を評価するものである。その方法として、我々の施設で通常行っている質問票(痛みの強さ、不安、抑うつなど)に加え、神経機能を簡易的に行うためのPain Vision(二プロ株式会社)、神経の特異的機能をみる携帯型末梢神経検査装置 PNS-7000(日本光電),痛みの中枢感作をみる中枢感作診断装置(ティール工房 株式会社)による検査を実施して、統合的に評価をする。その結果を、治療効果の評価ならびに、予後予測につなげるものである。 その準備として、2022年度はこれらの機器準備と、preliminary dataの取得を行なった。具体的には、PNS-7000および中枢感作診断装置を購入し、その後その機器の動作確認等を行なった。機器の部品納入の問題で、納品が1月となり、また機器の不具合もあったことから動作確認ができたのは3月に入ってからであったため、患者さんでの評価は行えていない。さらに研究指導者のアドバイスのもと、一部プロトコルの変更をすることとなった。これは既存の装置を組み合わせた検査方法であるため、追加の大型機器購入はない。 今後は、機器の性能および追加検査を含め、本学倫理委員会に研究倫理申請を諮り、承認を得た上で研究を開始していく予定としている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
各種機器の購入において、部品の不足による納入が遅れたこと、一部研究方法の変更を計画したことで本学倫理委員会資料の作成に時間を要していることがあげられる。
|
今後の研究の推進方策 |
機器は納入されたため、現在は倫理資料を作成中である。倫理審査承認を得たのち、対象となる患者さんに個別に承認を得て、順次研究を実施していく予定である。
|