研究課題/領域番号 |
22K17225
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
紙本 裕幸 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (90880790)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 歯学 / 歯科矯正学 / 顎矯正治療 / 顎顔面骨縫合 / リラキシン |
研究開始時の研究の概要 |
リラキシンはインスリン様ペプチドホルモンの一種で、分娩時に恥骨結合等の線維性結合組織を弛緩させることが知られている。申請者らはリラキシンが骨縫合の拡大促進作用および拡大後の骨形成促進作用を有することを世界に先駆けて報告してきたが、大型動物を用いた報告は渉猟し得た限り存在しない。本研究では、ビーグル犬正中口蓋縫合部拡大モデルにおける骨リモデリングに対するリラキシンの作用を解明することを目的とする。 本研究で得られた知見は、リラキシンを応用した新規骨縫合部制御法の開発を促進させると考えられる。
|
研究実績の概要 |
リラキシン(RLN)はインスリン様ペプチドホルモンの一種で、分娩時に恥骨結合等の線維性結合組織を弛緩させることが知られている。申請者らはリラキシンが骨縫合の拡大促進作用および拡大後の骨形成促進作用を有することを世界に先駆けて報告してきたが、大型動物を用いた報告は渉猟し得た限り存在しない。本研究では、ビーグル犬正中口蓋縫合部拡大モデルにおける骨リモデリングに対するRLNの作用を解明することを目的とする。本研究で得られた知見は、RLNを応用した新規骨縫合部制御法の開発を促進させると考えられる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の結果、RLNはラットMPSの拡大効率および骨縁部における骨形成を促進する可能性が示唆された。本作用には、POSTNおよびSOSTといった骨代謝関連因子が関与していると考えられるが、現在RLNのPOSTNやSOSTに対する直接的、間接的作用は報告されていない。
|
今後の研究の推進方策 |
今後はペリオスチンノックアウトマウス等の遺伝子改変動物を使用し、MPSの拡大におけるRLNの作用について分子細胞生物学的観点から解明する必要がある。
|