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自閉症患者への新しい行動変容法の開発-ARの応用によるトークンエコノミー-

研究課題

研究課題/領域番号 22K17238
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

嘉手納 未季  昭和大学, 歯学部, 講師 (20529367)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 行動変容法 / AR / トークンエコノミー / 拡張現実AR
研究開始時の研究の概要

視覚情報と応用行動分析を融合した行動療法を開発することで、自閉スペクトラム症患者に歯科診療の導入をスムーズにすることができると考え、視覚情報の提供には、視覚から入る情報の具体性を重視し、拡張現実(Augmented Reality :AR)技術の応用を考えた。ARは現実空間に付加情報を表示させ現実世界を拡張する技術のことで、本研究では、歯科診療の場面で、ARを用いて応用行動分析の一種である新しいトークンエコノミー法の開発を目的とする。本研究により、ASD患者が安全に歯科診療を受けられるようになり、また多くの歯科医師が直面する行動療法の難しさを減少させる研究になると考える。

研究実績の概要

自閉スペクトラム症(Autism Spectrum disorder :以下ASD)は「コミュニケーションおよび対人相互反応の障害」を特徴とする。歯科診療においては感覚過敏や未知への恐怖心などから拒否が強くみられ、対応に苦慮することが多い。口腔管理は発達期の子供、成人、どの年齢になっても必要不可欠であり、う蝕治療だけでなく、歯の交換、歯周治療、歯石除去など口腔の健康を保つためには定期的な通院が重要であると考える。
ASD患者は視覚からの情報処理はある程度可能であり、応用行動分析については行動特性においてマイナスとなることはないと考える。そこで視覚情報と応用行動分析を融合した行動療法を開発することで、ASD患者に歯科診療の導入をスムーズにすることができると考えた。視覚情報の提供には、視覚から入る情報の具体性を重視し、拡張現実(Augmented Reality :以下AR)技術の応用を考えている。ARを用いたトークンエコノミー法の行動療法を行うことで歯科にて不適応行動を示すASD患者の行動改善につながる研究になると考えられる。
まずASD患者の知的発達の状況や認知特性を知り、実態を把握するため、発達評価を行う。今年度は病院の異動があり、研究に割く時間が設けられず、またASD患者と関わる機会が減ってしまった。次年度は倫理委員会の申請の準備を進め、健常者でまずはARを用いたいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

様々な発達検査があり、選定に時間を要し、自身の異動もあったことから、倫理委員会の準備に割ける時間が少なく、遅れている。

今後の研究の推進方策

倫理委員会に申請し、発達評価、行動分析を進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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