研究課題/領域番号 |
22K17307
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
荻田 庄吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (20871164)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 視覚芸術(漫画) / 頸動脈狭窄 / 視覚芸術 |
研究開始時の研究の概要 |
医療の質の軸となる「インフォームド・コンセント」において、医療者側の裁量度が圧倒的に高い。病態に対する患者側の理解や解釈は多様であり、現在でも病態説明に対する「医療者側と患者側の溝」が解消されたとは言い難い。一方的な医療データの提示にとどまらず、新たなモダリティを加えて患者側の理解度を向上させ、患者側の評価をフィードバックしていくことが「医療者側と患者側の溝」を解消するアプローチとして重要である。漫画を用いた本研究は、漫画を用いて「インフォームド・コンセント」における時間的かつ空間的問題を解消し、患者側の定量評価を加えながら医療の質と患者側の満足度を向上させることを目的とした研究である。
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研究実績の概要 |
脳梗塞の原因には一過性脳虚血発作や頚部内頚動脈狭窄症、脳動脈硬化による頭蓋内血管狭窄症、心房細動など多岐に渡る原因が含まれる。治療においては、抗血小板療法、抗凝固療法、静脈内血栓溶解療法、機械的血栓回収術、ステント留置術、頚部内頚動脈血栓内膜剥離術、頭蓋外内血管吻合術、外減圧術など病態に応じた積極的治療が急性期や亜急性期さらに慢性期に目的に応じて選択される。このように脳梗塞の原因・病態・治療法は多岐に渡る。その中でも有病率が高く、その病態や治療法および周術期合併症や並存疾患に対する理解が複雑である頚部内頚動脈狭窄症に関し漫画を作成する。 本研究は、患者および家族に頚部内頚動脈狭窄の病態およびその治療方法を説明する際に作成した漫画を併用することで、その複雑な治療方法や臨床経過に関する理解を深めることを目的とした研究である。 昨年度は、実臨床での情報収集と本研究を開始する地盤形成に時間を要したため、実務的な作業の進展はないのが現状である。予定よりも作業が遅れているが、本年度は京都精華大学マンガ学部と合同会議を開催し、漫画作成に必要な資料を提示し、2-4回/月の割合で合同会議を重ね、漫画を完成させる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度は、実臨床での情報収集と本研究を開始する地盤形成に時間を要したため、実務的な作業の進展はないのが現状である。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は京都精華大学マンガ学部と合同会議を開催し、漫画作成に必要な資料を提示し、2-4回/月の割合で合同会議を重ね、漫画を完成させる予定である。
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