研究課題/領域番号 |
22K17314
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
佐野 哲也 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (00436982)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 健康関連QOL / 外来リハビリテーション / 訪問リハビリテーション / 効用値尺度 / ADL / IADL / 医療・福祉 / 回復期リハビリテーション病棟退院後 |
研究開始時の研究の概要 |
回復期リハビリテーション病棟でのリハビリを自宅退院後にもシームレスに提供するために,柔軟に外来や訪問でのリハビリを提供できる体制が整いつつある.外来や訪問でのリハビリの効果には,その人らしい自宅生活を送るうえで,対象者自身が改善したと思うことが重要であり,その効果判定には,患者報告アウトカム(RRO)が基本である健康関連QOLに焦点を当てた検討が必要である. 本研究では,健康関連QOLの効用値尺度であるEQ-5Dの効用値を用いたMID(最小重要差)と,健康関連QOLを改善させる因果関係について検討することで外来と訪問リハの介入効果と指標として有用であるか検証することである.
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研究実績の概要 |
はじめに,回復期リハビリテーション病棟での研究結果について各施設に報告し,本研究の意義について説明した.内容は,回復期リハビリテーション病棟入院時と退院時では大部分のQOL,日常生活活動,手段的日常生活活動項目が向上し,退院後3か月後では,日常生活活動と手段的日常生活活動は向上できていても,QOLは維持または低下してしまうことであった.今回は,退院後の生活に焦点を当て,外来または訪問リハビリテーションを受けた対象者のQOL,日常生活活動,手段的日常生活活動について3か月間の経過を追うことで,QOLを改善させる因子の検討を行うことを説明した. 次に,今年度の研究について,回復期リハビリテーション病棟退院後に外来または訪問リハビリテーションのデータを収集できる施設をピックアップし,研究方法について討論を実施した.研究会議の中で,外来または訪問に加えて通所リハビリテーションを利用される対象者が多いことがわかった.退院後の生活を検討するうえでは通所リハビリテーションの検討も必要と考え,対象に加えることとした. また,評価時期についても退院時や各種リハビリテーションサービス利用開始時に設定すると,評価期間のバラツキが生じるため,初期評価から再評価までの期間についても統一した. 以上のように,各施設での研究会議を重ね,多施設間で評価項目や時期の差異が生じないように,研究実施前の調整に時間を要した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
回復期リハビリテーション病棟に加えて,外来・訪問・通所リハビリテーションを併設している施設が少ない点,調査に協力できる人員が不足している施設が多い点から,その探索及び依頼に時間を要した.
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今後の研究の推進方策 |
2022年度後半から全施設でデータ収集予定であったが,2023年度前半からデータ収集を開始する.不足するデータ数については,1施設当たりのデータ収集数の増加と協力施設の追加を行っていく. 2023年度後半には,収集データのチェックを行い,データ収集法等についての討議を実施し,それを踏まえたうえで引き続きデータ収集を行う.また,途中経過報告のために学会発表を行う. 2024年度前半には,引き続きデータ収集を行い,後半からはデータ解析および学会発表,論文作成を行う.
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