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フレイル早期発見に向けた高齢者の退屈状態の解明:健康寿命延伸を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 22K17331
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関京都大学

研究代表者

高山 厚  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (90906273)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード老年医学 / 老年期の心理 / フレイル / 長寿命化 / 老化
研究開始時の研究の概要

高齢者の健康寿命延伸において、虚弱(フレイル)の早期発見と介入が社会的に求められている。心理的フレイルは要介護発生を予測する因子として重要であるにもかかわらず、十分に検証されていない。「退屈」感情は、高齢期の心理的フレイルとして重要な潜在予後予測因子に挙げられるが、高齢者の退屈を正確に測定し、フレイル発症・要介護発生との関連を調査した研究はこれまでに無い。既存の地域在住高齢者コホートと全国インターネット調査を併用することで、①退屈尺度(Boredom Proneness Scale)の高齢者への妥当性検証、②地域在住高齢者における退屈状態の実態調査、③フレイル・要介護発生との関連の検証を行う。

研究実績の概要

高齢者の健康寿命延伸において、虚弱(フレイル)の早期発見と早期介入の方策が社会的に求められている。なかでも心理的フレイルは身体的フレイルより早期に要介護発生を予測する因子として重要とされる。複数の健康アウトカムとの負の関連が報告されている「退屈」は、高齢期の心理的フレイルとして重要な潜在予後予測因子に挙げられる。しかし、これまで高齢者の「退屈」を正確に測定し、フレイル発症・要介護発生との関連を調査した研究は報告されていない。本研究は2022年度、新たに作成した日本語版Boredom Proneness Scaleを用い、自治体と協働して地域在住高齢者の退屈傾向を大規模に調査を行った。このデータは地域に住む高齢者の6割以上をカバーし、年齢・性別・社会経済指標・身体活動などの幅広い情報を収載している。さらに、2023年度に全国インターネット調査を実施し、本邦における50歳以上の成人の退屈傾向の調査を実施した。本研究の目的である①退屈尺度(Boredom Proneness Scale)の高齢者への妥当性検証、②地域在住高齢者における退屈状態の実態記述、③フレイル・要介護発生との関連の検証を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画していた調査を全て終了し、予定していたデータを得ることができた。現在解析、および論文化を進めている。

今後の研究の推進方策

本研究の枠組みで使用したBoredom Proneness Scaleのオリジナル版は1986年に作成されており、現在一般的に使用される尺度開発のスキームとそぐわ無い点があった。そのためオリジナル版をもとに、現在の尺度開発のスキームに沿った、新たな修正版を特に高齢者集団に対して作成した。この修正版の更なる検証、実用化への方法を模索する方向性を検討していく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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