研究課題/領域番号 |
22K17389
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
澤田 宇多子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60882412)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | CREW / シビリティ / 職場のコミュニケーション / 社会実装 |
研究開始時の研究の概要 |
ウィズコロナの現代、労働環境において、リモートワークやローテーション勤務などの「働き方の新しいスタイル」が要求される一方、それに伴った労働者間のコミュニケーションやサポートの希薄化は、労働者の心身の健康の低下へと繋がることが明らかとなっている。本研究は、労働者間のコミュニケーションの改善と促進を図ることで労働者の心身の健康の改善が期待される介入プログラムであるオンラインCREW の改良を行い、改良版オンラインCREW が日本の労働者の心の健康に及ぼす効果を量的と質的に調査して包括的に評価することにより、職場の特性に応じて推奨可能な改良版オンラインCREW の要素を特定することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、労働者間の「Civility(礼節)」にフォーカスし、労働者間のコミュニケーションの改善と促進を図ることで労働者の心身の健康の改善が期待される介入プログラムであるオンラインCREWの改良と、改良版オンラインCREWが日本の労働者の心の健康に及ぼす効果を準実験的研究で量的に検討し、その上で、阻害・促進要因を職場の特性を考慮に入れた質的研究にて明らかにし、それらを包括的に評価することにより、職場の特性に応じて推奨可能な改良版オンラインCREW の要素を特定することである。 本研究は、以下の計画によって行う。令和4年度 1) 改良版オンラインCREW の作成:パイロット版オンラインCREW 実施の阻害・促進要因の特定、パイロット版オンラインCREW に反映させ改良版オンラインCREWを作成、令和5年度 1) 改良版オンラインCREW が労働者の心の健康に与える効果の検討(準実験的研究)、職場の特性を確認するためのツールを、実施職場の特性を反映させて修正、令和6年度1) 改良版オンラインCREWが労働者の心の健康に与える効果を検討(準実験的研究)継続、令和7年度 1) 改良版オンラインCREW実施についての質的調査を含めた包括的評価 :データの解析(量的・質的)2)包括的評価と職場の特性に対応したオンラインCREWの要素を特定 3) 学会発表、原著論文として公表。オンラインCREWの実施について、26th East Asian Forum of Nursing Scholarsにて、国際学会発表(ポスター)を行った。 進捗はやや遅れており、パイロット版オンラインCREWの実施阻害・促進要因を特定するために、先行研究のレビューを改めて実施しつつ、パイロット版の協力者へのインタビューを行い、双方をまとめて、改良版オンラインCREWに反映させ修正している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の元をなす研究の、オンラインCREWのパイロット研究の実施(20K23187基金2020年度 研究活動スタート支援オンラインCREWの実施可能性及び労働者の心身の健康に与える効果の検討)が遅れたため、進捗に1年度のずれが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
オンラインCREWの feasibility study(20K23187基金2020年度 研究活動スタート支援オンラインCREWの実施可能性及び労働者の心身の健康に与える効果の検討)の結果がまとめられたため、本研究に結果を反映させ、オンラインCREWのプログラムを改良に着手している。しかしながら、オンラインCREW準実験的研究のためのリクルートが進んでいないため、リクルート方法を見直し、円滑な研究推進を目指す。
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