研究課題/領域番号 |
22K17391
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
堀内 清華 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (00807646)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 医療ケアの質 / 低中所得国 / 新生児ケア / 母子保健 |
研究開始時の研究の概要 |
5歳未満児死亡率は過去20年で劇的な改善を認めたが、新生児死亡率改善は停滞傾向にある。新生児死亡の大半は適切な周産期医療を提供することで予防が可能であるため、医療資源の限られた国において医療の質を改善していくことが課題である。新生児医療では、新生児死亡低減効果の証明されたパッケージが存在する。申請者は、新生児ケアパッケージの質改善プログラムを評価するため、東南アジア最貧国で資源の限られたラオス国においてクラスター無作為化比較試験を行った(2017-2019年)。本研究では、クラスター無作為化比較試験対象となった病院において追跡調査を行い、プログラムの長期的な効果を検証する。
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研究実績の概要 |
2022年7月にラオスに渡航し、前回の必須新生児ケアの質改善のための郡病院での質改善活動を評価したクラスターランダム化比較試験の結果のフィードバックと、本研究計画の打ち合わせを行う予定であった。ラオス国保健省、世界保健機関ラオス国事務所とは打ち合わせができたが、新型コロナウイルス感染症のために県・郡病院での活動ができないまま帰国となった。その後、オンラインでやり取りを行っていたが、2022年2月に再度渡航し、現地の研究協力者と研究計画を共有し、県病院も含めて具体的な活動内容と予定を共有し、同意を得た。現在、研究プロトコールを作成し、倫理審査委員会に提出しているところである。倫理審査が通り次第、2023年度中に調査を開始予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度の初期は新型コロナウイルス感染症のために現地の研究者との打ち合わせが困難であったが、現在は行き来が可能になり、研究計画を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
研究プロトコールを作成し、現在は倫理審査待ちである。倫理審査が終わり次第、現地の雨季の終わる2023年9月頃より、現地での調査開始を予定している。年内にデータ収集と解析を終え、2023年1-3月に論文化することを目指している。
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