研究課題/領域番号 |
22K17395
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
濱口 愛 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (80781591)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺炎球菌 / ワクチン / 高齢者 / PPSV23 / PCV13 / 侵襲性肺炎球菌感染症 / 肺炎球菌ワクチン |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の入院肺炎患者さんの患者背景と予後、肺炎球菌ワクチン接種の有無を調査して、肺炎球菌ワクチン接種率の変化や肺炎球菌肺炎の重症度を調べる研究である。さらに今回の調査を過去に実施した調査と比較することで、高齢者肺炎の疾病動態の変化を明らかにすることを目的としている。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は当施設で今まで行ってきた肺炎の疫学調査のデータおよびアンケート調査に基づいた肺炎球菌ワクチン接種の普及活動を行った結果、肺炎球菌ワクチンの接種率が改善したか、更に肺炎球菌ワクチン接種が普及したことによって高齢者肺炎の疾病動態に変化が起きたかを調べることである。この目的を達成するため県内5施設の入院肺炎患者の2年分のデータを抽出しデータベース化し、過去に当施設で実施した調査と比較することを行うこととした。2024年4月10日の地点で5施設2000例程度の症例を集積することが出来、そのすべてのデータをデータベース化した。データクリーニングを行い、現在統計解析を統計解析企業へ依頼しているところである。 また過去に当施設で島根県内の医療施設に対して、肺炎球菌ワクチンのアンケート調査を2度行っており、肺炎球菌ワクチン接種の認知度向上がなされていることが明らかとなった。昨年度、肺炎疫学調査と併せて再度島根県内の医療機関に向けてアンケート調査を実施した。アンケートを3回実施できたことになり、その結果をまとめたものを2024年の内科学会で発表する予定である。コロナ禍で肺炎球菌ワクチンの啓もう活動が十分に行われていなかった可能性が結果から示唆され、その点を受けて啓もう活動方法についても検討中である。 更に保健所から情報提供を受け、島根県の侵襲性肺炎球菌感染症のデータを入手した。その結果と今回の研究におけるワクチン接種率との関連性を比較する検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
統計解析を企業へ依頼しているが、数か月結果が戻ってこないため再度リマインドの連絡を行っているが、そのほかはおおむね順調に進展していると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
統計解析が完了したら、学会発表・論文化を進めていく予定である。 統計解析結果を確認して論文の投稿先を検討する。
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