研究課題/領域番号 |
22K17398
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
本田 宗倫 熊本大学, 病院, 医員 (70895002)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 大腸癌 / 大腸内視鏡検査 / JMDC / ビッグデータ |
研究開始時の研究の概要 |
定期的に大腸内視鏡検査を行っているにも関わらず進行大腸癌で発見される症例があり、大腸癌を減らすためのリスク因子の抽出、検査精度の向上、適正な検査間隔などの研究が積極的に行われている。これまで多施設共同研究やレジストリー研究など限られた集団での検討が多かったが、最近ではレセプトデータを用いた全国規模の研究が報告されるようになってきた。現在、本邦における大腸内視鏡検査の現状や内視鏡検査と大腸癌発生の関連についてはほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、大規模な症例数を含むレセプトデータを用いて全国的な現状を把握し、評価することで大腸内視鏡検査と大腸癌との関連について検討することとした。
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研究実績の概要 |
本研究では,全国規模のレセプトベースのデータベースを基に本邦における全国的な大腸内視鏡検査状況を評価し、大腸内視鏡検査後に発見される大腸癌(PCCRC:post-colonoscopy colorectal cancer)の現状およびその発生に関わる要因を明らかにすることを目的としている。また、内視鏡PCCRCと内視鏡検査との関連を評価するためには大量の症例データが必要である。そこで、本研究では大規模な症例数を含むレセプトデータを用いて内視鏡検査およびPCCRC発生の全国的な現状を把握し、評価することで新たなエビデンスを得ることを主眼とした。 一方、大腸内視鏡検査や大腸内視鏡治療の頻度により検査後の大腸癌発生に影響がでてくるため、本研究では症例毎に大腸内視鏡検査・治療歴を経時的に追跡することが重要である。そのため、異なる病院での内視鏡検査・治療も追跡可能なデータベースを用いること必要であり、本研究では株式会社JMDCの提供する保険者ベースのデータを用いることとした。 研究初年度に、レセプトデータを利用するためにJMDCとのデータ使用契約を締結した。また、本研究に関する倫理審査についても所属する施設で申請を行い、研究実施に向けての準備を整えた。 今後は研究実施計画に基づき必要なデータを抽出・受領し、取得したデータをもとにデータクリーニングおよびデータセットを作成し、解析を行っていく方針である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度中にJMDCとのローデータ抽出定義の擦り合わせを行いデータ抽出内容を確定させる予定であった。しかし、抽出内容が確定しておらず、現在も検討および擦り合わせを行っている段階である。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づいたローデータ抽出定義を確定させたのちに、JMDCから研究用のデータを提供いただく方針である。取得したデータを用いて研究を遂行していく。
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