研究課題/領域番号 |
22K17414
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
楊 志斌 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (10852543)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | traumatic brain injury / shaken baby syndrome |
研究開始時の研究の概要 |
頭部外傷の解剖鑑定において、時間の経過もあって、成傷機序や程度の評価に苦慮することがある。そのため、分子レベルを含む定量的な評価は必要と考えられる。我々は動物モデルを用いて脳損傷後の病態をモニターできるシステムを作る。システムを作った後、脳を分子的、定量的解析に使い、損傷後脳浮腫の分子的メカニズムの解明を目指し、最終的には頭部外傷後脳損傷の製薬への展望も視野に入る。
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研究実績の概要 |
In vitro: 初代培養でラットミクログリアにHemoglobinまたはheminを投与した結果、特に投与3時間後にIL-1α、TNF-αの遺伝子発現は有意的上昇した。In vivo: 出生10日以内のwistarラットを震盪モデルにし、脳を摘出し遺伝子の発現を測定して、免疫染色、DAB染色や鉄染色をし、コントロール群との比較をした。結果、DAB染色で出血の直接証拠は見当たらないが、僅かな鉄反応で、出血の跡だと思われる。3日及び10日目とも脳のRNAとタンパク質発現は有意的な上昇は認めない。引き続き実験する予定は立ってあるから、最終的に変更する可能性はあるが、この結果は第108回法医学会全国集会及び神経科学大会Neuro2024にで発表する予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初設定した目標のモデル作りが思った以上に難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
In vitroの結果を生かし、次にアストロサイトとのクロストークを検討したい。
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