研究課題/領域番号 |
22K17425
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
姫野 雄太 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (90909277)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 看護師 / やりがい / 中小規模病院 / 支援指針 |
研究開始時の研究の概要 |
研究目的は①中小規模病院の看護師のやりがいを明らかにし、②やりがいを獲得するための支援指針を開発することである。【研究1】により中小規模病院の看護師のやりがいの構造を【研究2】によりやりがいの実態と関連要因を【研究3】によりやりがいを獲得するための支援指針を開発する。
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研究実績の概要 |
本研究は、中小規模病院の看護師がやりがいを持って日々の看護を行うことができるための支援指針の開発を目的とする。本研究を通して、スタッフ看護師がやりがいをもつことができるための環境の整備や支援方法を導き出すために管理者が活用できる指針を開発することを目指す。 研究2年目に当たる本年度は、以下を実施した。 ジョブ・クラフティングについての文献レビュー:看護師のやりがいについて分析を行う中で、“ジョブ・クラフティング”という概念を、看護師のやりがいにも活用できるのではないかと考察した。そのため、ジョブ・クラフティングがどのような概念なのか、どのような文化的背景から創出されたのか等、今後の支援指針に活用できるように整理を行った。1年目に整理した日本の看護師におけるやりがいについての先行研究と併せて、今後は現在の看護師に求められる役割や実践内容を踏まえたやりがいを構築できるように支援していくことが必要である。 また、中規模病院の看護師のやりがいには、人員の確保などの看護を行うための基盤形成が必要であることが示唆された。人員確保に課題を有する中小規模病院において、効果的な人員確保および職員の定着に向けた体制整備もそれぞれの看護師のやりがいに繋がっていくことが示され、病院全体で看護師のやりがいについて考え、支援していくことの必要性が明らかとなった。 そのため、スタッフに対する支援と組織に対する支援の双方向への支援について今後検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していたインタビュー調査を実施し、分析を行うことができている。
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今後の研究の推進方策 |
分析の中で検討する必要がある新たな概念が見出されたが、概念を整理するプロセスを通じて、より多角的にやりがいについて捉えることができた。今後は、得られた知見を基に、中小規模病院の看護師のやりがいを支援するための方策について検討する。
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