• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

循環機能不全終末期患者の褥瘡発生には終末期特有の要因があるのか?

研究課題

研究課題/領域番号 22K17428
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

桑村 淳子  順天堂大学, 保健看護学部, 講師 (80615815)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード褥瘡 / 循環不全 / 終末期 / 循環機能不全
研究開始時の研究の概要

循環機能不全の終末期患者に褥瘡が発生しやすい理由として、終末期特有の食欲不振からくる悪液質の出現が一因としてあげられる。悪液質による浮腫の出現やそれに伴う活動低下は褥瘡リスクアセスメントスケールの一つであるBraden Scaleの細目にも該当する。Braden Scaleは集中治療室に入院した患者を対象に開発された褥瘡リスクアセスメントスケールであるため、悪液質の出現という循環機能不全終末期特有の状況が反映できるかどうかはわからない。したがってBraden Scaleが循環機能不全の終末期患者に使用可能かどうかの検証と共に他の褥瘡発生予測因子があるかどうかを探索する。

研究実績の概要

本研究は「循環機能不全終末期患者の褥瘡発生リスク因子を探索すること」を目的としている。日本ではBraden Scaleを褥瘡の発生リスクアセスメント尺度として使用している病院が多いが、栄養状態が低下して悪液質が出現した終末期患者に対して、Braden Scaleだけでは褥瘡発生予測が難しいと考えている。悪液質が出現しやすい終末期特有の状況や浮腫が出現しやすいという循環機能不全特有の状況を踏まえ、特殊な機械や検査に頼らない方法であるADLや血液データなどを使用して褥瘡発生リスク因子を探索する計画である。
この課題は後方視的カルテ調査である「循環機能不全終末期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」および「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」、前方視的観察研究である「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の体圧を測定する研究」で構成している。まずは後方視的カルテ調査を行い、褥瘡発生リスク因子の候補を厳選する計画である。
2023年度は研究実施機関(病院)への倫理申請を行い、後方視的カルテ調査を開始する許可が得られた。後方視的カルテ調査を行う中で、循環機能不全終末期に褥瘡を発生させている患者は、入院後に発生するというよりは、褥瘡を伴って入院することが多いことがわかってきた。今回の課題は褥瘡発生リスク因子を探索しているため、褥瘡を伴って入院した患者は調査対象外としている。そのため、分析可能な調査対象数に達していない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

この課題では後方視的カルテ調査である「循環機能不全終末期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」および「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」、前方視的観察研究である「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の体圧を測定する研究」を実施する予定である。
現在、後方視的カルテ調査である「循環機能不全終末期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」および「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」を行っているが、循環機能不全終末期に褥瘡を発生させている患者は、入院後に発生することが少なく、褥瘡を伴って入院することが多いことがわかってきた。そのため、分析可能な調査対象数に達していないため、やや遅れている。

今後の研究の推進方策

この課題は後方視的カルテ調査である「循環機能不全終末期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」および「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の褥瘡発生予測因子を探索する研究」、前方視的観察研究である「浮腫を伴っている循環機能不全増悪期患者の体圧を測定する研究」で構成している。
後方視的カルテ調査を引き続き実施し、分析可能数に達した時点で一度分析を行い、前方視的観察研究の調査項目を絞り込む予定である。前方視的観察研究の調査項目を絞り込んだ後に、前方視的観察研究の倫理申請の準備、および調査に必要な物品の購入手続きを行い、後方視的カルテ調査と並行して研究が進められるようにする。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi