研究課題/領域番号 |
22K17444
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
鈴木 洋子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90781716)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | COVID-19 / リアリティショック / 新卒看護師 / 卒後2年目看護師 / 縦断的調査 / COVIDー19 / 組織適応 |
研究開始時の研究の概要 |
2021年以降に入職した卒後2年目までの看護師に着目して,リアリティショックの経年的な変化とその特徴を検討し,COVID-19パンデミック後のリアリティショックを解明する.COVIDー19により、ますます看護師の早期育成と職場定着が求められることから、組織適応の阻害要因であるリアリティショックの新たな局面を明らかにすることは,現状のリアリティショックに応じた教育・支援体制整備の示唆を得ることが期待できる.
|
研究実績の概要 |
リアリティショックとは自分の期待や夢と実際の組織でのギャップであり,職業的役割や環境の変化でも起こりうる現象である.看護研究領域でのリアリティショックは,新卒看護師を対象にSchool to Work transitionとして検討されてきたが,申請者は卒後2年目看護師にも役割や環境の変化によるリアリティショックが存在することを明らかにした.しかし,COVID-19により看護基礎教育のあり方が大きく変動したことで,2021年以降に入職した看護師はこれまでとは異なる新たな局面のリアリティショックに直面していると考える.そこで本研究の目的は,2021年以降に入職した卒後2年目までの看護師に着目して,リアリティ ショックの経年的な変化とその特徴を検討し,COVID-19パンデミック後のリアリティショックを解明することとした. まず,2021年度以降に入職した新卒看護師と卒後2年目看護師のリアリティショックを把握する.そこで,研究計画に基づき実施した2023年度の研究実績は,次の通りである. 1.2021年度以降に入職した新卒看護師3名と卒後2年目看護師4名にインタビュー調査を行った.現在,インタビューデータを質的機能的に分析している最中である.今後は,分析結果を基に質問紙を検討し,2024年度に入職した新卒看護師を対象に調査を開始,縦断的に追跡する予定である. 本研究の成果は,現状のリアリティショックに応じた教育・支援体制を整備するための基礎資料となり,看護師の早期育成と職場定着に貢献する.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の対象者は,病院で勤務する新卒看護師と卒後2年目看護師である. 2023年5月にCOVID-19は5類感染症に引き下げられたが,その後も,臨床現場は様々な対応に追われる状況であった.このような臨床現場の状況をふまえて,2023年度に計画していたインタビュー調査は1年遅れで開始することとなった.
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度に実施したインタビューデータの分析を速やかに終了し,縦断調査を開始する.
|