研究課題/領域番号 |
22K17454
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
田中 るみ 北里大学, 看護学部, 助教 (70911593)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
|
キーワード | 身体活動量 / 低強度身体活動 / 大腸がん患者 / 大腸がんサバイバー / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
がんサバイバーのQOLは低いことが示されており、我が国で最も罹患数が多い大腸がんサバイバーのQOL向上は重要な課題である。近年、低強度身体活動の効果が注目されている。低強度身体活動は、倦怠感等で運動に困難を感じる大腸がんサバイバーでも継続して実施できるため、実現可能で有益な手段として期待が集まっている。本研究では、加速度計による低強度身体活動測定とQOL調査を行い、大腸がんサバイバーの低強度身体活動とQOLの関連を明らかにする。同時に、質問紙による身体活動調査を行うことで、家事や移動、仕事など、活動の種類毎の低強度身体活動量を把握し、どの活動が最もQOL向上に効果的であるか解明する。
|
研究実績の概要 |
低強度身体活動は、倦怠感等で運動に困難を感じる大腸がんサバイバーでも継続して実施できるため、実現可能で有益な手段として期待が集まっている。本研究では、加速度計による低強度身体活動測定とQOL調査を行い、大腸がんサバイバーの低強度身体活動とQOLの関連を明らかにすることを目的としている。 令和5年度は、対象者のリクルートを継続して行った。Actigraph wGT3X-BT、Sedentary behavior and light-intensity physical activity questionnaireによる身体活動測定、SF-12によるQOL測定を行い、データ収集を行っている。現在、測定データの分析を行っており、学会で発表予定である。 また、同時に行っているんサバイバーを対象とした低強度身体活動と身体的・精神的健康関連アウトカムに関するシステマティックレビューについても、2023年度の追加論文を収集し、再分析を行った。これにより、低強度身体活動ががんサバイバーの倦怠感に対して効果があることが分かった。また、身体機能や死亡率、睡眠、骨代謝、血清インスリンに対する効果がある可能性が示唆された。本研究結果は論文にて発表予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本調査は外来受診時に研究概要について説明し、後日電話にて研究参加への意向を確認している。しかし昨今の特殊詐欺の影響により、対象候補者が電話に出なくなり、対象者のリクルートに支障が生じた。現在は外来での研究概要説明時に、後日電話連絡することを丁寧に説明することにより、対応している。
|
今後の研究の推進方策 |
対象者への参加を依頼を継続して行い、データの分析を行っていく。システマティックレビューについて、論文発表準備を継続して行う。
|