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クリティカルケア看護師の五感とテクノロジーを用いた観察技術モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K17466
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関川崎市立看護大学

研究代表者

牛尾 陽子  川崎市立看護大学, 看護学部, 准教授 (60449999)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード看護師の五感 / テクノロジー / 観察技術 / クリティカルケア
研究開始時の研究の概要

重篤な患者のケアを行うためには、患者の状態を的確に判断することが重要であり、看護師の五感を用いた観察とモニターなどのテクノロジーを用いた観察を組み合わせた高度な観察技術が必要とされる。しかし実践現場での看護師の高度な観察技術の実態を明らかにした研究はほとんどない。
本研究は、クリティカルケア領域の看護師が、自らの五感とテクノロジーからの情報をどのように用いて患者を観察しているのかを、看護師へのインタビューと参加観察によって可視化し、パターンを見出すことで、看護師の五感とテクノロジーを用いた観察技術をモデル化することを目的とする。

研究実績の概要

本研究の目的は、クリティカルケア領域の看護師が、自らの五感とテクノロジーからの情報をどのように用いて患者を観察しているのかを、看護師へのインタビューと参加観察によって可視化し、パターンを見出すことで、看護師の五感とテクノロジーを用いた観察技術をモデル化することである。
当該年度の目的は、第一段階の文献レビューを基に、クリティカルケア領域の看護師への質的インタビュー調査を実施することであった。文献レビューにて、観察指標・項目を整理し、プレインタビューを実施した結果、場面や状況をある程度限定しないと、有用な答えが得られないことが分かった。そこで「患者の臨床状態の変化を認識するために五感とテクノロジーをどのように活用しているか」という視点に絞り、インタビューを実施することとした。この場合、物理的な場面や状況に加え、看護師が場面や状況をどのように捉えたのかといった思考面が大きく影響するため、インタビューガイドの見直しを行い、看護師の思考がより引き出せるよう検討した。今後、研究協力の同意を得ている研究参加施設にて研究参加者を募り、引き続き看護師へのインタビューを実施し、看護師の五感とテクノロジーを用いた観察技術について調査していく予定である。
また五感とテクノロジーを用いた観察技術は、臨床経験年数の違いによる影響が大きいのではないかと考えられた。経験年数の浅い者はモニター数値に頼りがちになることがあり、テクノロジーに基づく観察の比重が大きくなる可能性がある。経験年数にも考慮し、インタビューの結果に応じては、研究参加者を増やしていくことも検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

インタビューガイドの見直し等で、研究協力依頼施設への依頼が遅れ、研究参加者募集に遅れが生じた。また自身が病休で入院し、その期間および回復に至るまで、インタビュー調査が行えなかったことで遅延が生じた。研究協力施設への依頼および研究協力の同意は得られているが、研究参加者募集まで進んでいない施設があるため、早急に進めていくようにする。

今後の研究の推進方策

2024年度は、既に研究協力に対して同意していただいた施設において、研究参加者を募り、第2段階である看護師へのインタビューを完了させていく。また、インタビュー状況によっては、研究参加者を増やし、経験年数による差異などについても、インタビューを通して把握していくことを検討する。
学会等で成果を発表できるよう、データ分析等を進めていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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