研究課題/領域番号 |
22K17473
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
奥 菜央理 九州大学, 大学病院, 助教 (60898972)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 同種造血細胞移植 / 味覚障害 / 造血細胞移植 / 味覚センサ |
研究開始時の研究の概要 |
造血細胞移植前の大量化学療法に関連して起こる味覚障害は、患者の生活の質(QOL)低下や経口摂食不良から栄養低下に繋がるが、エビデンスに基づく対処法が確立されていないのが現状である。不明な点の多い造血細胞移植患者での味覚障害の実態を臨床的に把握し、味覚センサを活用して病態に対応したエビデンスに基づく食支援法を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
同種造血細胞移植患者では、がん細胞の根絶を目的に、大量化学療法や全身放射線照射といった移植前処置や、移植片対宿主病(graft-versus-host disease: GVHD)予防目的 のメソトレキサートなどにより、様々な口腔有害事象が出現する。その中でも味覚障害は患者の生活の質(QOL)低下や経口摂食不良のみならず、経口摂取の低下から栄養不良や腸内フローラの恒常性低下につながり、移植成績にも悪影響を与えかねない。しかしながら味覚障害の実態に関しては不明な点が多く、同種造血細胞移植患者においても有効な対処法が確立されていないのが現状である。 本研究では、同種造血細胞移植患者の味覚障害に関して、臨床的実態を把握することを目的としている。本年度は同種造血細胞移植を受ける患者を16名を対象として、前処置開始前、移植日から生着後、移植3ヶ月後に自覚的評価 (CiTAS)、他覚的味覚評価 (全口腔法)、 口腔内評価や有害事象の有無の調査を行った。また途中結果として、第33回日本有病者歯科医療学会総会・学術大会にて報告をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は同種造血細胞移植予定の患者数の減少により、対象患者が例年と比較して少ない傾向にあった。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は例年通りの同種造血細胞移植が予定されているため、研究同意取得と調査遂行に努める。
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