研究課題/領域番号 |
22K17484
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
木下 真吾 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (00779704)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳卒中 / VR / ADL強化 / 看護実践プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中治療の回復期において、看護師には脳卒中患者の在宅復帰後の自立した生活を意識し、ADLを強化するための看護ケアの実践が求められる。しかし、実際の生活の場ではない入院治療中に、看護師が脳卒中患者の在宅復帰後の生活を意識することは容易ではないことが考えられる。入院早期にVRカメラで自宅を撮影した360°映像を活用し、脳卒中患者の在宅復帰後の自宅での生活を意識したADLを強化する看護ケアを行うことで、脳卒中患者の日常生活自立度を改善することができると考える。したがって、本研究では、VRカメラを活用した脳卒中患者のADLを強化する看護ケア実践プログラムを開発し、有用性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
脳卒中治療の回復期において、看護師には脳卒中患者の在宅復帰後の自立した生活を意識し、ADLを強化するための看護ケアの実践が求められる。しかし、実際の生活の場ではない入院治療中に、看護師が脳卒中患者の在宅復帰後の生活を意識することは容易ではないことが考えられる。そこで、入院早期にVRカメラで自宅を撮影した360°映像を活用し、脳卒中患者の在宅復帰後の自宅での生活を意識したADLを強化する看護ケアを行うことで、脳卒中患者の日常生活自立度を改善することができると考える。 したがって、本研究では、VRカメラを活用した脳卒中患者のADLを強化する看護ケア実践プログラムを開発することを目的として、2022年度は、まず、プログラム原案の作成を進めた。内容としてはVRカメラでの実現可能性の検討や文献検討などを実施した。 さらに、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師に対する全国調査を実施した。全国調査は、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師へのWebアンケートで、わが国の看護師による入院中の脳卒中患者へのADLを強化するための看護ケアの介入実施についての実態、および脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の重要度の認識を明らかにした。全国の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師564人に依頼し、345人の回答を得た(有効回答率61.0%)。調査の結果、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の重要度の認識が高いが、看護師の実施度合いが低い項目があった。その項目については実施できない理由について詳細を確認し、本プログラム原案の中に入れていくかの検討を行う必要性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022~2023年度はプログラム原案の作成であるため、計画通りの進捗状況である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は引き続き、プログラム原案の作成を行う。また、VRカメラで撮影した360°映像に基づき、脳卒中患者の自宅内および自宅周辺でのADLを意識して、どのADLの向上にむけた看護ケアの項目を選択するかのアルゴリズムを作成する。 そして、その後の前後比較試験によるプログラムの有効性の検証にむけての準備を進める。
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