研究課題/領域番号 |
22K17495
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
板井 麻衣 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (90849085)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 母親 / 子育て / 禁煙 / 加熱式タバコ / リフレクション / 喫煙 / セルフアセスメント / 母子保健 |
研究開始時の研究の概要 |
多くの女性は妊娠をきっかけとして禁煙するものの、産後の禁煙継続は困難であるという現状がある。喫煙への精神的依存によるコントロール喪失(否認や合理化)を回避して禁煙を継続するためには、自身の現状をリフレクションすることが重要である。本研究では、産後の母親が喫煙状況についてリフレクションするためのセルフアセスメントツール開発を目的とし、セルフアセスメント項目作成に向けて、産後禁煙継続している母親の自己評価と他者評価の認識、および禁煙継続阻害因子を解明する。
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研究実績の概要 |
本研究では、産後の母親が喫煙についてリフレクションするためのセルフアセスメントツールの開発を目的とし、セルフアセスメント項目作成に向けて、母親の喫煙状況に対する自己評価と他者評価の認識、および禁煙継続阻害因子を解明する。 2022年度は、母親の禁煙継続に対する自己評価および他者評価の認識について解明することを試みた。先行調査の再分析や文献レビューを実施し、育児中の母親は再喫煙を容認する意味づけとして喫煙とストレスを関連付けて自己評価を行い、否認や合理化といったコントロール喪失によって再喫煙に至ることが考えられた。また昨今では加熱式タバコをはじめとした新型タバコの登場が、禁煙継続を阻害する因子として働く可能性も考えられた。これらを踏まえて、加熱式たばこに対する子育て中の母親の認識を明らかにするためインタビュー調査実施に向けた準備を進め、現在データ収集および分析を進行中である。 2023年度はインタビュー対象者のリクルートをさらに進めて調査を継続し、その成果を学会発表・論文化して公表していくと共に、母親自身の喫煙状況に対するリフレクションの視点の明確化を目標とした文献レビューと質問紙調査実施を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の計画では、2022年度に先行調査・文献のレビューに加えてインタビュー調査によるデータ収集を完了する予定であった。しかし、調査に向けた準備とインタビュー対象者のリクルートに時間を要し、予定していたインタビュー調査対象者数に達しなかった。
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今後の研究の推進方策 |
現在進行中であるインタビュー調査の対象者リクルートを積極的に行い、データ収集・分析を継続していく。2022年度に実施している文献レビューをさらに進め、インタビュー調査の結果についても成果を公表していくと共に、研究の次段階である質問紙調査に向けた質問紙作成を進める。
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