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虐待的育児リスクのある母親へのストレングスモデル適応の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K17505
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関公立小松大学

研究代表者

片山 美穂  公立小松大学, 保健医療学部, 准教授 (90880724)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードボンディング障害 / 虐待的育児防止 / ストレングスモデル / 母親 / グラウンデット・セオリー・アプローチ / 育児支援
研究開始時の研究の概要

児童虐待防止は依然として重要な課題である。母親たちは自分の育児を悔やみ変化させたいと願っているものの、自分の力では解決できないと思い込み、虐待的育児という帰結に陥っていた。近年、精神保健領域においては当事者の問題(弱み)ではなくストレングス(強み)を活かしたストレングスモデルを土台にした支援に重点が置かれている。このストレングスモデルを適用すると、対象者自身が自らの問題解決能力に気づき、エンパワメントされていくと考えられている。そこで本研究では虐待的育児リスクのある母親にストレングスモデルを基盤にした介入を行い、その効果を評価する。

研究実績の概要

【研究の目的】本研究は、虐待的育児リスクのある母親に対してストレングスモデルを適用しその効果を検証することを目的としている。近年、精神保健領域においては当事者の問題(弱み)ではなくストレングス(強み)を活かしたストレングスモデルを土台にした支援に重点が置かれている。このストレングスモデルを適用すると、対象者自身が自らの問題解決能力に気づき、エンパワメントされていくと考えられている。虐待的育児リスクのある母親にストレングスモデルを基盤にした介入を行い、その効果を評価し、最終的には虐待的育児防止支援方法を開発しようと考えている。
【研究実績の概要】現在、抑うつ状態あるいはボンディング障害のある育児中の母親のストレングス把握のために、対象の母親9名の面接を行い、データはGTAを用いて分析中である。それらと並行して、ストレングスモデルを支援に適応した場合、支援者に何が起こるのかを解明することにした。そこで、ストレングスモデルを適応した看護実習を行っている看護学生を対象とした面接調査を実施し、支援者の対象者に対する認識に何が起こるのかを調査した。その結果、対象者に対し、お互いを尊重するパートナーシップの関係を構築できる可能性が示唆された。それら結果を踏まえ、次の段階である看護介入の計画を進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究フィールドの確保および関係機関の協力を得ることができているため。

今後の研究の推進方策

現在、関連研究の分析が完了し結果が出た。その結果は論文として公開予定である。今後は参加者の面接データの分析を完了し、それらの結果を踏まえて、看護介入の計画を進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 看護学生が精神保健看護実習でストレングスモデルを自身の看護に取り入れるプロセス2023

    • 著者名/発表者名
      片山美穂, 相上律子,北岡和代
    • 雑誌名

      日本精神保健看護学雑誌

      巻: 32 ページ: 32-40

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 看護実習において看護学生がストレングスモデルを看護に活用するプロセス2023

    • 著者名/発表者名
      片山美穂、相上律子、北岡和代
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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