研究課題/領域番号 |
22K17524
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
松浦 彰護 杏林大学, 保健学部, 准教授 (30459820)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 精神科訪問看護 / コンフリクト |
研究開始時の研究の概要 |
訪問看護の利用者は精神障害者が最も多いが、看護師は初めて精神科訪問看護を経験する者も多く、専門的な看護活動に困難を生じている。訪問看護分野では看護師が定着せず、人間関係を根源とする転職や離職の問題も抱えている。質の高い看護活動を目指す看護師は、意見の対立や不一致などのコンフリクトに対する認知的な処理を経て看護活動の協働に至っている。 本研究は、精神科訪問看護の活動背景がコンフリクトに影響する要因を特定し、個人の認知様式が専門的看護活動に至るプロセスを可視化できるモデルの構築を目指す。これにより、精神科訪問看護の質の維持と向上、人材不足を改善するための重要な情報や示唆が得られると考えた。
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研究実績の概要 |
本研究は、精神科訪問看護の活動背景がコンフリクトに影響する要因を特定し、コンフリクトに対する個人の認知様式が専門的看護活動に至るプロセスを可視化できるモデルの構築を目指すことである。精神科訪問看護の質の維持と向上、人材不足を改善することは、精神科訪問看護活動に於いて喫緊の課題である。本研究の目的は、精神科訪問看護で生じるコンフリクトを説明できる専門的看護活動モデルを開発し、その信頼性と妥当性を検討することである。 当該年度は、精神科訪問看護師のコンフリクトを調査するアンケートの作成を目的として、①「精神科訪問看護で生じる職員間での緊張関係を振り返るインタビューガイド」の作成、②文献とインタビュー結果から質問項目を選出し作成したアンケートを基にプレテストを実施③プレテストの項目分析と因子分析を実施し、内的妥当性の検討と質問項目を再選定の予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
多くの高齢者を対象とする訪問看護分野では未だCOVID-19による社会情勢からの影響が強く、対面インタビューの実施が困難であった。本年ではこれについて鋭意、進めていく。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、プレテストの項目分析と因子分析の結果から内的妥当性の検討と質問項目の再選定し、精神科訪問看護の活動背景がコンフリクトに影響する要因の確定の目的のために作成したアンケートで調査を実施し、コンフリクトに影響する要因を確定する。
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