研究課題/領域番号 |
22K17534
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
安藤 嘉子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (20346240)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ストーマ / 在宅看護 / 意思決定 / 排泄管理 / 皮膚・排泄ケア認定看護師 / 地域連携 / 高齢者 / ケア習得 / 在宅 |
研究開始時の研究の概要 |
人工肛門・人工膀胱(以下ストーマ)の造設が高齢者、超高齢者で増加している。ストーマ保有者はストーマ造設後に新たにその技術を習得し、多くの課題を乗り越える必要があり、今後、技術の習得やストーマ管理において加齢の影響も大きくなる。 本研究は、ストーマ保有者や家族が安全にストーマ管理を行い安寧な生活を送るために、従来の病院指導完結型から地域完結型、患者参加型の新たなプログラムをShared Stoma CarePlanning (SSCP)として構築することを目的とする。これはストーマケア習得を本人・家族、在宅看護師、病院の専門家と共有するもので、地域包括ケアシステムとしての方策である。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、現在入院中に実施しているストーマ保有者の排泄管理の習得指導および生活指導を退院後の地域在宅へ移行すること、その計画をShared Stoma Care Planning(SSCP)と称して①ストーマ保有者と家族、②在宅看護師や介護職、③ストーマケアの専門家である皮膚・排泄ケア認定看護師(以下WOCN) で共有、評価する支援モデルを構築することである。 ストーマ排泄管理技術の3項目をさらに行程や内容に区分して技術習得の内容、評価項目を精選するために、ストーマケアの専門家のインタビュー調査を実施 した。今年度は在宅看護の専門家へのインタビューを実施し、評価項目を精選した。その結果、身体機能や認知情動機能が不安定である周術期の入院期間に習得することの困難であることが退院後にケアを提供している訪問看護師の見解も明らかになった。今後は周術期入院の退院時の習得段階と退院後のケア提供要素を明らかにすることである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ストーマ保有者のケア習得状況について診療録よりデータ収集を行う方法、項目の精選に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
ストーマ造設手術後の対象者への支援内容、排泄ケア習得内容の項目精選をし、レトロスペクティブに検証する。
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