研究課題/領域番号 |
22K17542
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
山崎 太義 昭和大学, 薬学部, 講師 (90744615)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | とろみ調整食品 / 抗菌薬 / 薬物動態 / 臨床試験 / 嚥下困難 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢に伴う身体機能の衰えは万人共通であり、わが国でも急速化する少子高齢化により介護を必要とする者も増加している。高齢者施設入所中の半数に摂食・嚥下困難がある。これらの高齢者では、服薬時に嚥下補助食品やとろみ水を併用することで、誤嚥予防に有用であるが、医薬品との相互作用が懸念されており、相互作用により医薬品の効果を減弱する恐れがある。ニューキノロン系抗菌薬は薬物濃度が薬効に直結する医薬品の代表である。本研究では、ニューキノロン系抗菌薬のシプロフロキサシンを市販のとろみ水で服用することで薬物動態パラメータに影響を与えるかを検討する。
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研究実績の概要 |
本年度は令和4年度に実施した健康成人男性の薬物動態結果からのシプロフロキサシンの血中濃度-時間曲線下面積(AUC)、最高薬物血中濃度(tmax)、最高血中濃度到達時間(Cmax)のデータを統計的に考察した。 また、本研究で得られた結果についても学会発表を行い、論文作成に向けて学会でも臨床薬理に関する研鑽と参考文献の収集に取り組んだ。 得られた薬物動態の結果についても論文作成に取り組んでいく計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究において重要なパートである健康成人男性を対象にしたシプロフロキサシンととろみ調整食品の薬物動態の検討について早期に健康成人を対象とした特定臨床研究を実施した。 シプロフロキサシンの薬物血中濃度についても外部測定機関を用いたことにより、計画的に結果を取得することができた。そのため、得られた結果を学会にて発表することができたため、今後得られた結果を十分に検討し、論文作成を進めてくこととした。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究成果に基づき論文作成を進めていく。
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