研究課題/領域番号 |
22K17560
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
田代 大祐 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (90806340)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 横隔膜 / 腹壁運動 / 高齢者 / 呼吸筋 / フレイル / サルコペニア / 横隔膜機能 / 腹部隆起量 / 呼吸機能 / 呼吸筋力 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,横隔膜を主とする呼吸筋が注目されており,様々な呼吸筋トレーニングが登場している.これは広く介護予防体操内に組み込まれてきているものの,その効果判定となる呼吸筋力計や超音波測定器は熟練した専門職の操作が必要であり,簡便に行えず測定に時間を要すことから定期体力測定において呼吸筋評価は行われていない現状がある.この問題の解決に向け,腹部を膨らませる量(腹部隆起量)を評価する腹部隆起量評価スケール(仮称)を考案した.本研究の目的はこのスケールの有効性と臨床指標との関連を検証することである.これにより簡便で定量的な呼吸筋評価方法を構築することができ,新たな介入効果判定の指標となることが期待できる.
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研究実績の概要 |
内容 本研究は,この腹部隆起量測定の有効性と臨床指標との関連を検証することである.これにより簡便で定量的な呼吸筋評価方法を構築することができ,新たな介入効果判定の指標となることが期待できる.現在、腹部隆起量を測定する機器であるAbdominal Excursion Measuring Device:AEMDを開発し、健常成人男性のデータ収集後のデータ解析・論文執筆を行っている。
意義・重要性 解析結果よりAEMDは高い信頼性のある計測が可能であり、腹部隆起量(AE-max:Maximum Abdominal Excursion)は呼吸筋力を推定する数値として高い妥当性を有していることが明らかになった。それをうけて現在、フェイズ2の研究として高齢者を対象としたAE-maxの基礎データ収集およびAE-maxのフレイルやサルコペニアとの関連を検証すべく調査準備を進めている。これが明確になれば簡便で、定量的な呼吸筋評価が可能となり、介護予防効果を呼吸という観点から検証することが可能になることが期待できる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データ収集が予定より短期間で終了したため
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今後の研究の推進方策 |
データ解析後、学会発表、論文投稿に移る。
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