研究課題/領域番号 |
22K17565
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
見供 翔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60879419)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 片脚スクワット / 加速度 / 膝伸展筋力 / 前十字靭帯再建術 / スピード / 膝前十字靭帯再建術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、膝前十字靭帯再建後選手の術側片脚スクワット中の最大スピードを非術側や健常選手と比較する。そして、そのスピードとバイオメカニクス変数との関連を分析する。次に、装置で計測した膝伸展筋力値を外的基準として、片脚スクワット中の最大スピードの基準関連妥当性を検証する。上記の分析から、妥当な膝伸展筋力の評価法を確立し、術後リハビリテーションに活かすことで、術側の膝伸展筋力低下の予防・改善を目指す。
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研究実績の概要 |
膝前十字靭帯再建後選手の術側膝伸展筋力の評価には高額な装置を用いることがスタンダードだが、これを保有する施設は極めて少ない。診療現場では、片脚跳躍評価から膝伸展筋力を推定することが一般的だが、妥当性の低さと着地時の膝への負担の大きさから実施には限界がある。申請者は、再建後選手の術側片脚スクワットの上昇局面の最大スピードの低下が膝伸展筋力の低下を反映する傾向を確認している。片脚スクワット中の最大スピードから再建後選手の膝伸展筋力を推定する研究はこれが最初である。 本研究ではまず、再建後選手の術側片脚スクワット中の最大スピードを非術側や健常選手と比較する。そして、そのスピードとバイオメカニクス変数との関連を分析する。次に、装置で計測した膝伸展筋力値を外的基準として、片脚スクワット中の最大スピードの基準関連妥当性を検証する。これらの分析から、妥当な膝伸展筋力の評価法を確立し、術後リハビリテーションに活かすことで、術側の膝伸展筋力低下の予防・改善を目指す。 令和5年度は本研究を推進するために,計測に必要な機器の選定に基づき,機器を購入した.また,計測環境を調整するために研究のプロトコールの構築を行った.併せて,予備的な計測を実施した.以上のように,本研究の計測のためのプロトコル及び計測環境を十分に調整した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
機器間の互換性の調整が生じており,加速度を計測するための機器の選定に時間を要している.加えて,新型コロナウィルス感染拡大の影響により研究協力者リクルートが困難な状態にあったため計測スケジュールが滞っていることも影響している.
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今後の研究の推進方策 |
計測機器は購入済みであり,計測環境の調整も完了している.現在の新型コロナウイルスによる研究制限は緩和されているため、倫理申請承認後から対象者のリクルートを開始する.
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