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若年女性の前十字靭帯損傷保存療法の再考‐リラキシンに着目した臨床応用に向けて‐

研究課題

研究課題/領域番号 22K17596
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関東京家政大学

研究代表者

森下 佑里  東京家政大学, 健康科学部, 期限付助教 (60880440)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード膝前十字靭帯 / リラキシン / 自己治癒 / 女性 / スポーツ
研究開始時の研究の概要

女性ホルモン“リラキシン”は前十字靭帯(ACL)損傷の危険因子である膝関節の弛緩性増大に関与し,腱組織の治癒を阻害する.つまり,女性はリラキシンの存在により潜在的にACL損傷の発症リスクが高まるだけでなく,損傷後の治療やリハビリテーションの効果を十分に得られない可能性がある.本研究では若年女性のACL損傷者に対する保存療法の治療効果確立を目指し,3か年の研究計画で雌性ラットによる「治癒靱帯の機能回復」,「リラキシンとACL治癒メカニズム」の解明に向けた実証実験を展開し,若年女性のACL損傷に対する保存療法について研究を総括する.

研究実績の概要

近年の健康増進指向に伴い,若年女性の前十字靭帯(Anterior Cruciate Ligament: ACL)損傷が増加の一途をたどっている.その受傷率は,男性に比べ3~8倍高い.保存療法によりACLが自己治癒することが明らかになったことから,ACL損傷に対する保存療法の期待は高まっている.しかし,女性はリラキシンの存在により潜在的にACL損傷の発症リスクが高まるだけでなく,損傷後の治療やリハビリテーションの効果を十分に得られない可能性がある.
そのため,本研究は,若年女性のACL損傷者に対する保存療法の治療効果を確立するため,リラキシンがACL損傷の治癒に及ぼすメカニズムとその拮抗薬投与による治癒プロセスを解明することを目的とする.この研究目的を達成するため,「若年女性の前十字靭帯損傷保存療法の再考‐リラキシンに着目した臨床応用に向けて‐」をテーマに,3年間の研究計画にて「治癒靱帯の機能回復」,「リラキシンとACL治癒メカニズム」の解明に向けた研究課題を遂行予定である.
初年度である2022年度は,「治癒靱帯の機能回復」の実証実験を完了した.2年目である2023年度は,「リラキシンとACL治癒メカニズム」として,リラキシンがACLの治癒に及ぼすメカニズムとその拮抗薬投与による治癒プロセスを解明するための予備研究を実施した.現在は,実証実験とその解析を進めている段階である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2年目の進捗状況については,当初の計画からやや遅れている.
当初購入予定であった解析キットが生産中止になるなど納期未定の入手困難となった物品が複数あり進捗が遅れている.代替品の購入などが可能となる見込みのため,次年度以降に購入する予定である.

今後の研究の推進方策

リラキシンがACLの治癒に及ぼすメカニズムとその拮抗薬投与による治癒プロセスを解明するための実証実験としてRLNを雄性および雌性対象に投与し,RLN投与がACL自己治癒に及ぼす影響をコラーゲン合成と破断強度に着目して明らかにする予定である.さらに,拮抗薬を投与し,コラーゲン合成と破断強度の変化を明らかにする予定である.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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