研究課題/領域番号 |
22K17599
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 (2023) 関西医療大学 (2022) |
研究代表者 |
藤井 啓介 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (70797381)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会的孤立 / 孤独 / 作業機能障害 / 健康講話 |
研究開始時の研究の概要 |
現在,日本のみならず世界的に孤独・孤立が問題になっているが,孤独・孤立予防の指針は,具体的に示されていない.本研究は,「従来の運動中心の介護予防プログラムに“作業機能障害”に焦点を当てた介護予防プログラムを付加した新たな介護予防プログラムは,孤独・孤立の予防効果をもたらすか」という学術的「問い」を,3か月間の介入研究およびプログラム終了後3カ月・6カ月・1年・2年の追跡調査を実施する.
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研究実績の概要 |
令和5年度は,令和4年度に計画していたものの実施できなかったランダム化比較試験を令和6年1月~3月に実施した.ランダム化比較試験実施前の令和5年12月に事前説明会も開催した. 研究参加者は44名であった.本研究はランダム化比較試験であるため,最終的なアウトカムは令和8年3月に予定している2年後の追跡調査の結果となるため,解析は未だ実施できない. 研究対象者は無作為に2群(①ゴムバンド運動実施後に,一般的な医学的知識に関する健康講話を受講する群,②ゴムバンド運動実施後に,作業機能障害に焦点を当てた健康講話を受講する群に分かれて,約3カ月間(9週間)の介護予防教室を実施した.一般的な医学的知識に関する健康講話は膝の痛み,腰痛,認知症,睡眠などの主に高齢期に健康上問題になりやすい内容に関して基礎的な内容から最新のトピックを扱った.作業機能障害に焦点を当てた健康講話は作業機能に関する知識として,作業機能障害の種類(作業不均衡,作業剥奪,作業疎外,作業周縁化)について教授し,生活上でどのような問題となり得るのかを示した.そして自身の作業を振り返る機会を設けて,日々の作業をモニタリングする取り組みをおこなった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和4年度に実施予定であったランダム化比較試験が1年遅れとなったものの,その後は問題なく進められている.
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度には教室終了から3か月後,6ヵ月後,1年後の追跡調査をおこなっていく予定である.対象者には郵送にて開催日の周知をおこない,また,参加者ができるだけ参加できるよう追跡調査日は複数設けて対応する予定である.
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