研究課題/領域番号 |
22K17605
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大須賀 聡 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (90884180)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 慢性腰痛症 / 外乱動揺 / 姿勢 / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
慢性腰痛症の成因の一つに外乱に対する姿勢保持能力と体幹筋反応の低下が考えられており、特に反復する体幹回旋負荷は腰痛症発症のリスクファクターとされている。申請者らは、運動療法介入を通じて外乱に対する体幹筋反応に変化が生じることを明らかにした。しかしながら、体幹筋反応の変化により姿勢保持能力に変化が生じるかは不明である。 本研究では慢性腰痛症例の体幹回旋方向への姿勢保持能力に着目し、運動療法の介入効果を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
慢性腰痛症例では外乱に対する姿勢保持能力に低下が認められており、姿勢保持能力は体幹筋反応と密接に関連していると考えられる。本研究では慢性腰痛症例の外乱動揺に対する体幹筋反応および姿勢保持能力へ効果的な運動療法を明らかにすることを目的としている。外乱動揺への体幹筋反応と姿勢保持能力の改善方法を確立することは、慢性腰痛症の治療に寄与するものと考えられる。また、本研究にて使用する運動療法は特別な機器を必要としないため、慢性腰痛症の予防に対しても広く活用されることが期待される。 令和4年度は体幹へ外乱動揺を与える装置を用いて、表面筋電計および装着型センサーを用いて測定が可能であるかを確認した。また、装着型センサーを用いた動作解析手法を検討し、妥当性を評価した。健常成人14例に対し、頭部および背部にセンサーを装着する頭頚部運動評価システムと光学式三次元動作解析装置にて頭頚部運動を測定し、2つの測定方法による測定値を比較した。結果として、屈曲、伸展、右側屈、左側屈、右回旋、左回旋の6方向における頭頚部運動にて有意な相関が認められた。屈曲(r=0.932、R^2=0.869)、伸展(r=0.963、R^2=0.27)、左側屈(r=0.787、R^2=0.619)、右回旋(r=0.722、R^2=0.521)、左回旋(r=0.757、R^2=0.573)では高い相関が認められ、右側屈(r=0.693、R^2=0.481)では中等度の相関が認められた。以上より本評価システムにて解析される頭頚部運動の値は一定の妥当性を有することが示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度に予定していた計測、解析方法の検討は順調に進行している。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は,慢性腰痛症例を対象として、外乱に対する体幹動揺と体幹筋反応の関連を検討し、体幹動揺に関連する体幹筋を同定することでどのような運動療法により外乱に対する姿勢保持能力の改善が期待できるか検討する予定である。
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