研究課題/領域番号 |
22K17609
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 福岡国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
松田 大輝 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 助教 (00934423)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 運動イメージトレーニング / 運動観察 / 没入型VR / 経頭蓋磁器刺激装置 / 皮質脊髄路興奮性 / 没入型VRシステム / 経頭蓋磁器刺激 / ボールローテーションタスク |
研究開始時の研究の概要 |
四肢の運動障害に対しての運動療法を補完する介入方法の一つに運動イメージトレーニング(MIT) がある.また,対象者が課題映像を観察(AO)しながらMIすることでその効果をより高めることが報告されている.これまで,モニターを用いたMI+AOに関してはその効果は示されているものの,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの没入型VRシステムを使用した,より現実に近い環境での映像提示によるMI+AOに対する効果に関しては未だ不明である.そこで,本研究ではモニターによるMI+AOとHMDによるMI+AOの皮質脊髄路の興奮性に与える影響を検証し,HMDを用いたMITの効果について検証する.
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研究実績の概要 |
脳卒中など四肢の運動障害に対しての運動療法を補完する介入方法の一つに運動イメージトレーニング(Motor Imagery Training;MIT) がある.MITとは運動課題の遂行能力を改善させる目的で運動イメージ(Motor Imagery;MI)を持続的に反復させることであり,対象者が課題映像を観察(Action Observation : AO)しながらMIすることでその効果をより高めることが報告されている. 効果的なMITを実践するためには,対象者がどの程度鮮明な状態でMIを行うかが重要とされている一方,これまで行われているMI+AOの研究はモニターを用いたものであり近年注目されている没入型Virtual Reality (VR)を用いたより現実に近い環境での映像提示によるMI+AOに対する効果に関しては未だ不明である. そこで,本研究課題ではモニターによるMI+AOとVR機器による映像提示を用いたMI+AOの皮質脊髄路の興奮性に与える影響を検証し,VR機器を用いたMI+AOの効果について検証することを目的とする. 本年度は,このVR機器を用いた映像提示のプログラムの開発を主に行った.方法は,ヘッドアップディスプレイにMeta Quest 2(Meta社)を採用し,Unity(Unity tchnology社)を使用してプログラミングした.今年度の成果として,3Dカメラで撮影した動画を没入型のVR環境下において映像提示する初期プログラムが完成した.今後は皮質脊髄路の興奮性を計測することを考慮して,複数の課題に対応できるプログラムを追加したうえで,映像提示中の任意のタイミングで経頭蓋磁器刺激による皮質脊髄路の興奮性を計測できるよう開発を進めていき,両群での皮質脊髄路の興奮性変化の検証実験に移行する予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響により,プログラム開発を担当している藤村准教授との対面打ち合わせが制限されたため,没入型VRを用いた新しい運動イメージトレーニングプログラム開発が当初計画よりやや遅延している. また,当初計画では,運動イメージ課題としてボールローテーションタスクのみを採用する予定としていたが,藤村准教授との協議の結果,複数の課題に対応できる映像提示プログラムへと変更したことが挙げられる.
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスの影響も徐々に収まりつつあるため,今後はやや遅延しているプログラム開発を推進するために,対面やオンラインミーティングの回数を増やすとともに,早急に検証実験に移ることができるよう調整を行っていく.
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