研究課題/領域番号 |
22K17610
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
角谷 尚哉 札幌医科大学, 保健医療学部, 訪問研究員 (90593484)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高齢心不全 / サルコペニア / 摂食嚥下障害 / オトガイ舌筋 / 予後 / 心不全 / 骨格筋 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究により、以下の4つの課題を明らかにする。 ①入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害の有病率 ②入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害と身体機能および低栄養との関連 ③入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害の合併が予後に与える影響 ④入院高齢心不全患者における肺炎発症を予測するオトガイ舌筋の筋断面積のカットオフ値
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研究実績の概要 |
本研究は、入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害に着目し、以下の4点を明らかにすることを目的に実施する。①入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害の有病率、②入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害と身体機能および低栄養との関連、③入院高齢心不全患者におけるサルコペニアによる摂食嚥下障害の合併が予後に与える影響、④入院高齢心不全患者における肺炎発症を予測するオトガイ舌筋の筋断面積のカットオフ値。 本研究における今年度の目標を、研究実施施設における体制作りを完了すること、および信頼性の高い検査方法で患者の登録を開始することとした。今年度の上半期に倫理委員会の承認を得て、関係各所へ説明会を実施することで、臨床研究の組織作りを行った。また、オトガイ舌筋の筋厚を計測するための超音波診断装置を購入し、健常者での測定を行い、検者間信頼性および検者内信頼性を確認した。これらの結果は、先行研究と比較して大きな違いはなかった。これらの成果から患者登録が可能と判断し、下半期から患者のリクルートを開始した。本研究の対象者数は30名を予定しており、順調に患者の登録がすすんでいる。 今年度の研究成果は公表するに値しないが、今後データが蓄積されれば、入院高齢心不全患者の栄養介入の方針を決定付ける有益な知見が得られると考える。引き続き、欠損値が出ないよう関係各所と協力しながら研究を遂行していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度中に患者登録が開始することができた。新型コロナウイルス感染症の影響で患者登録の開始がやや遅延したものの、順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
研究は順調に進展している。2023年度は17名の登録を目標とし、対象者となり得る患者を見落とすことなく、患者登録をすすめていく。
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