研究課題/領域番号 |
22K17620
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 福井医療大学 |
研究代表者 |
岡本 一宏 福井医療大学, 保健医療学部, 助教 (70910933)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 聴覚情報処理障害 / APD / LiD / 刺激先行陰性電位 / 聴覚イメージ / 聴覚情報処理 / メンタルプラクティス / リハビリテーション / 雑音下聴取 |
研究開始時の研究の概要 |
聴覚情報処理障害は, 純音聴力検査の結果が正常であるにも関わらず, 雑音下聴取等の条件において困難さを示すものである. 雑音下聴取等の劣化した音情報を脳が修復する過程で, 聴覚イメージが関与している可能性がある. このことから我々は, 聴覚イメージ能力の低下が聴覚情報処理の問題の一要因であるという仮説を立てた. 本研究の目的は聴覚イメージ能力の低下が聴覚情報処理能力へ及ぼす影響を検証する. さらに, 聴覚イメージを用いたメンタルプラクティスが上記の指標に及ぼす影響を検討することで, 聴覚情報処理能力の向上を目的とした新たな訓練法の開発を目指す.
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研究実績の概要 |
聴覚情報処理障害(auditory processing disorder: APD)は, 純音聴力検査の結果が正常であるにも関わらず, 雑音下聴取等の条件において困難さを示すものである. 現在はListening Difficulties(LiD)と呼ばれる場合もある.LiDの問題の中でも, 雑音下聴取の困難さは多くにみられる問題であり, コミュニケーションに支障をきたしやすい. 雑音下聴取等の劣化した音声情報を脳が修復する過程で, 聴覚イメージが関与している可能性がある.本研究の目的は聴覚イメージ能力の低下が聴覚情報処理能力へ及ぼす影響を聴覚情報処理検査の雑音下聴取検査や事象関連電位との関係性から検証する. 本年度は,聴覚フィードバックに対する刺激先行陰性電位(Stimulus-Preceding Negativity: SPN)が音声理解におけるトップダウン処理経路の評価として有効であるか、検証を行った。APDの評価で用いられる聴覚情報処理検査(Auditory Processing Test: APT)の成績とSPN振幅の関連を検討したところ,雑音下聴取検査や両耳分離聴検査など複数の検査の成績との相関関係がみられた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
聴覚情報処理能力を改善するためのトレーニング手法を開発するにあたり,音声理解におけるトップダウン処理経路の機能を評価する方法を確立する必要性が出てきた.現在,聴覚フィードバックに対する刺激先行陰性電位を用いた評価方法の有効性を検証している.
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は本研究の最終年度であり,1)聴覚フィードバックに対する刺激先行陰性電位を用いた音声理解におけるトップダウン処理経路の評価法の確立、並びに同法をもちいた聴覚情報処理能力の評価に関する検討の継続並びに総括,2)聴覚イメージ能力の個人差と聴覚フィードバックに対する刺激先行陰性電位の関係性に関する検討,3)研究全体の総括を行う。
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