研究課題/領域番号 |
22K17696
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪河崎リハビリテーション大学 (2023) 京都大学 (2022) |
研究代表者 |
佐伯 純弥 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 助教 (00914152)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アキレス腱 / ストレッチング / トレーニング / 超音波エラストグラフィ / 腱スティフネス / 筋腱複合体 / 腱 / 足底腱膜 |
研究開始時の研究の概要 |
腱組織の弾性は加齢によって低下し、弾性を向上させることは障害予防およびパフォーマンス向上の双方の観点から重要であるが、足底腱膜の弾性に対するトレーニングの有効性や腱組織の加齢変化に対するトレーニングの有効性は不明である。本研究では、様々なエクササイズが腱組織の弾性変化に与える影響や、腱組織の加齢変化がトレーニング効果に与える影響を解明する。
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研究実績の概要 |
スタティックストレッチングによる伸張刺激をアキレス腱に長期的に与えることで、腱の形態・力学的特性が変化するかを検討することを目的とし、健常若年男性14名を対象として週3日、6週間のスタティックストレッチング介入研究を行った。力学的特性の評価として、超音波撮像装置のせん断波エラストグラフィ機能を用い、介入前後に腓腹筋に張力がかからない足関節底屈位でアキレス腱の弾性率を測定した。アキレス腱形態の評価として、超音波Bモード横断画像から組織の横断面積(CSA)を算出した。その結果、アキレス腱弾性率は介入群のみ、介入後に有意に増加した。CSAについては介入効果が認められなかった。本年度は上記研究についての論文執筆が完了した。 また、次年度は高齢者福祉施設を利用している高齢者を対象として、加齢変化したアキレス腱に対して物理療法を行うことによりアキレス腱の力学的特性が変化するか、ランダム化比較試験による介入研究を行う予定である。そのため、測定フィールドの確保、実験に用いる超音波撮像装置の購入、予備実験など、次年度に向けて準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定では1年目にクロスオーバー比較試験、2年目以降にRCTを行う予定であったが、1年目からRCTによる介入研究を行うことができた。そのため、本年度は論文執筆と次年度行う研究の準備を行った。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、高齢者福祉施設を利用する高齢者を対象として、加齢変化したアキレス腱に対して物理療法を行うことによりアキレス腱の力学的特性が変化するか、介入研究を行う。
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