研究課題/領域番号 |
22K17731
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
廣野 準一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50612470)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | achilles tendon / tendinopathy / 超音波 / スポーツ外傷・障害 / 剣道 |
研究開始時の研究の概要 |
アキレス腱傷害(断裂や痛み)の発生要因について、断裂の基盤には変性があるとされるが、断裂前の変性の有無や、変性と痛みの関連は不明である。剣道はアキレス腱傷害が多く、痛みの経験がない断裂者が半数以上いるとの報告がある。 そこで本研究では、若年の剣道競技者において、超音波診断装置で測定するアキレス腱の変性と断裂・痛みの関連、断裂や痛みが起こる前の兆候について明らかにすることを目的とする。 調査の初めに変性の有無と程度の測定を実施し、その後1年間の断裂と痛みの発生について調査することで、変性と断裂・痛みの発生の関連性を分析する。さらに、断裂・痛みの発生直後に聞き取り調査を行い、発生の兆候を検討する。
|
研究実績の概要 |
アキレス腱傷害(断裂や痛み)は重篤で悩ましいスポーツ傷害であるが、発生要因や予防法については明らかでない。断裂した腱には変性が起こっていたとされるが、断裂前の変性の有無や、変性と痛みの関連など不明な点が多い。本研究では、若年の剣道競技者におけるアキレス腱の①変性の有無が断裂の発生因子となりうるか、②変性と痛みの関連性、③断裂や痛みが起こる前の兆候について明らかにすることを目的とした。 本年度は、超音波測定装置を用いた腱の変性を調査するための予備測定を行った。また、日本体育・スポーツ・健康学会第72回大会にて、本邦における本研究に関わる最新の情報について収集した。 今後は、予備測定で観察された測定上の問題点等をまとめて、本測定に移行する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
アキレス腱傷害の重症度評価に用いる予定であったVISA-Aの翻訳作業とwebシステムの構築に未だ取り掛かることができていない。しかし、超音波測定装置を用いた腱の変性状態の測定方法については、予備測定を実施して概ね定まった。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は、翻訳作業とwebシステムの構築ができ次第、本測定を実施する。本測定で得られた剣道競技者におけるアキレス腱変性の状況についての発表を行う予定である。
|