研究課題/領域番号 |
22K17771
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
宮本 潤基 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20805668)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | Diet / Nutrition / Gut microbiota / Diertay lipids / Obesity / Dietary lipids / dietary lipid / gut microbiota / obesity / dietary lipids |
研究開始時の研究の概要 |
近年の健康志向の高まりにより、食品の三次機能が注目を集めており、“食の重要性”が再認識されている。しかしながら、これら食品成分の生体調節機能が示す詳細な分子機序の解明などは不十分であり、更なる付加価値を付与するための研究が期待されている。そこで、本研究では、食品成分(主に長鎖脂肪酸)の生体エネルギー代謝調節に及ぼす影響を、生体側の受容体と腸内細菌の機能に着目し、分子レベルでのエネルギー代謝調節機構への影響を評価することで、既存の食用油に代わる肥満やII型糖尿病などの代謝性疾患の予防を目的とした機能性油・機能性食品の創出を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では食用油の違いが腸内細菌の構成変化を介して、生体エネルギー代謝調節に及ぼす影響を明らかにすることを目的として検討を実施した。その結果、特定の食用油の摂取は、高脂肪食誘導性肥満モデルマウスにおける体重・組織重量の増加、耐糖能異常、脂肪組織炎症や腸内細菌の構成変化に対して、健常マウスと同等レベルまで改善することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、食事、腸内細菌、および生体エネルギー代謝を結びつける重要な役割を担っている可能性が示唆された。近年の食の欧米化に伴う肥満者の増加に対して、腸内細菌を標的とした新しい治療法の確立を目指した知見を提供することが期待される。
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