研究課題/領域番号 |
22K17807
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
多々納 浩 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (60825082)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 食生活 / メタボロミクス / 栄養学 / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
従来の個人の記憶や申告に依存した食事調査方法では、誤差やバイアスが存在し、正確に食習慣を把握することが困難である。食事と疾病の関係を明らかにするためには、客観的な指標による正確な食事調査方法を確立することが必要である。 本研究では、血液や尿中の成分を網羅的に測定するメタボロミクスの技術を応用し、生活習慣病予防のための新しい客観的な食事調査方法の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
食事と健康状態は密接に関連しており、適切なバランスの食習慣は健康の維持や予防に重要な役割を果たしている。それらの関係は食事調査による食品および栄養摂取状態を基に評価されているが、食事調査は対象者の申告による主観的評価が主流のため、誤差やバイアスが生じてしまうことが課題である。そのため、客観的な指標を基にした食事調査が可能であれば、誤差やバイアスを払拭できると考えられる。 そこで、本研究では、日本人を対象として食品摂取によって生体中で特異的に変動する代謝物の経時的な変動を検証し、バイオマーカーとしての妥当性を評価し、客観的な食習慣の評価方法の確立を目指した。健康成人男性8名を対象に、18食品および4飲料の単回摂取による無作為クロスオーバー試験を実施した。血漿は食前および食後2時間後、尿は食前及び食後2、4時間後に採取し、水溶性代謝物はCE-TOFMSにて、脂溶性代謝物はSFC-QqQMSにて網羅的に解析した。 本年度は水溶性代謝物を中心に解析を行った。試験食の食前および食後は代謝物プロファイルが分離しており、食事による影響が確認できた。また、各試験食間での違いについても検討しており、肉類および魚類の摂取による代謝物の変動を比較したところ、それぞれの摂取により血漿および尿中代謝物のいずれも代謝物プロファイルが分離した。今後は、それらの分離に寄与した物質について、食前と食後の濃度差や、摂取した食品間の差、食品中の含有量の差などを詳細に検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、新型コロナウイルス感染症の影響から臨床試験の実施を断念し、先行研究での食品負荷試験の試料を元に解析を行った。データ解析は順調に進んでおり、肉摂取と魚摂取の比較については論文の投稿予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、先行研究で得た食品負荷試験でのデータから脂溶性代謝物を中心に更に解析を行う予定である。食品摂取バイオマーカー候補の代謝物が特定された場合で、追加の食品負荷実験を行う場合は、マウス等の動物を用いる予定である。
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