研究課題/領域番号 |
22K17812
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
黒岩 美幸 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (40710091)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 褐色脂肪 / 近赤外時間分解分光法 / 生活習慣病 / 肥満 / 女性 / こども |
研究開始時の研究の概要 |
褐色脂肪組織はエネルギー消費の亢進および糖代謝やインスリン感受性の改善に効果がある事が発見され、肥満や生活習慣病予防の標的として注目されている。しかし、通常褐色脂肪の測定はFDG-PET/CTが用いられており、未成年者や性成熟期の女性には侵襲性が強く不向きであったが、近年開発された近赤外時間分解分光法を用いる事により、どのような年齢・条件においても非侵襲的に、簡便に、データ採取が可能になった。そこで、健康未成年者(小中高生)とその親、健康女性の褐色脂肪組織に影響を及ぼす因子の解明および遺伝的因子、環境因子などを網羅的に評価する事で、肥満および生活習慣病予防の指標作成を目的として本研究を進める。
|
研究実績の概要 |
褐色脂肪組織はエネルギー消費の亢進および糖代謝やインスリン感受性の改善に効果がある事が発見され、肥満や生活習慣病予防の標的として注目されている。しかし、通常褐色脂肪の測定は18F-fluorodeoxy glucose(FDG-PET/CT)が用いられており、被曝や2時間におよぶ寒冷刺激が必要なこともあり、未成年者や性成熟期の健康女性には侵襲性が強く不向きであった。しかし、組織微小血管密度の指標である総ヘモグロビン濃度の定量化ができる近赤外時間分解分光法を応用することで、毛細血管密度が高いという褐色脂肪組織の特性を活かし、鎖骨上窩の褐色脂肪組織を評価する方法近年開発された。この近赤外時間分解分光法を 用いる事により、どのような年齢・条件においても非侵襲的に、簡便に、多くのデータ採取が可能になった。 そこで、我々は健康未成年者(小中高生)とその親、健康女性の褐色脂肪組織に影響を及ぼす因子の解明および遺伝的因子、環境因子などを網羅的に評価する事で、肥満および生活習慣病予防の指標作成を目的として本研究を進めることとした。 2023年は今まで得ていたデータの解析をまず進めたが、発表までには至らなかった。2024年は被験者を増やして更なる研究を行っていく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究の時間がうまく確保できず、進捗が遅れている。 2024年度は研究の時間を確保し、研究を進めていく。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は2023年度に明らかとなった、不足項目の採血事項を追加し、研究を進めていきたい。
|