研究課題/領域番号 |
22K17844
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大久保 亮 北海道大学, 病院 精神科, 医員 (00803470)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 生活習慣 / 社会認知機能 / 心理的苦痛 / 腸内細菌 / 新型コロナウイルス / 運動習慣 / 脳機能 / 精神症状 / 認知機能 |
研究開始時の研究の概要 |
食・栄養・喫煙・飲酒・身体活動・運動習慣・居住環境などの生活習慣が脳機能、精神症状に影響を及ぼすことが近年盛んに研究されているが、精神疾患患者において、生活習慣の実態や精神的予後(不安症状、抑うつ症状、精神病症状、認知機能障害など)との関連を調べた研究はほとんどない。 本研究の目的は、1)生活習慣に関する実態と課題の同定、2)生活習慣が精神的予後に与える影響の検証である。そのために、精神疾患患者を対象とした疾患コホート研究に加えて、一般住民調査資料の分析を行う。上記を明らかにして精神疾患患者の予後を改善する新規介入法を開発することを目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、1)精神疾患患者の生活習慣に関する実態と課題の同定、2)生活習慣が精神的予後に与える影響の検証である。
2022年度と同様、2023年度は、国民生活基礎調査などの統計法に基づく調査試料や、日本人の一般住民3万人のインターネット縦断調査であるJACSIS研究など、一般住民調査資料 を用いた分析研究を主に進めた。それに加えて、社会認知機能が、神経認知機能と社会機能を媒介することをうつ病患者、統合失調症患者で示すとともに、日本の臨床現場で利用可能な社会認知機能検査について示す論文を出版した。上記論文化に、図書などの消耗品を要した。また精神疾患患者のコホート研究において、生活習慣と精神的予後の関連を見る目的で、統合失調症患者約90名と健常者50名の食習慣、腸内細菌組成、神経・社会認知機能、メンタルヘルス指標の測定を完了し、解析を現在行っている。測定・解析のために、研究代表者本人、研究協力者への旅費の支出を要した。
今後も国民生活基礎調査などの統計法に基づく調査試料や、日本人の一般住民3万人のインターネット縦断調査であるJACSIS研究など、一般住民調査資料を用いた分析研究を進めると同時に、各種コホート研究など、利用可能なデータを用いて解析を進める。また、2022年度に集積した統合失調症患者約90名と健常者50名の腸内細菌組成のデータについて、解析・論文化を進めていく。特に統合失調症患者の腸内細菌組成と、神経・社会認知機能検査の関連については世界で初めての検討となる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属機関異動があり、研究体制構築に時間を要した。
|
今後の研究の推進方策 |
今後も国民生活基礎調査などの統計法に基づく調査試料や、日本人の一般住民3万人のインターネット縦断調査であるJACSIS研究など、一般住民調査資料を用いた分析研究を進めると同時に、各種コホート研究など、利用可能なデータを用いて解析を進める。 また、2022年度に集積した統合失調症患者約90名と健常者50名の腸内細菌組成のデータについて、解析・論文化を進めていく。特に統合失調症患者の腸内細菌組成と、神経・社会認知機能検査の関連については世界で初めての検討となる。
|