研究課題/領域番号 |
22K17929
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松本 啓吾 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (20909527)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | Redirected Walking / ユーザ間インタラクション / ハプティックインタラクション / リダイレクション / 多人数インタラクション / 台車型ロボット / バーチャルリアリティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,リダイレクテッドウォーキング(RDW)を適用した複数のユーザ同士の物理的なインタラクションを実現する手法を明らかにすることである.RDWとは実空間とバーチャル空間におけるユーザの位置・姿勢の対応関係を知覚されない範囲で操作することで広大なバーチャル空間を狭小な実空間で実際に歩いて探索可能にする方法論であり,本研究では従来は困難とされてきたRDW適用下での共同作業や共同学習を可能にする手法の開発や評価に取り組む.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,リダイレクテッドウォーキング(RDW)を適用した複数のユーザ同士の物理的なインタラクションを実現するリダイレクテッドインタラクション(RDI)手法を明らかにすることである. この実現のため,RDW適用下のユーザ同士の位置・姿勢関係を保存するベクトルポテンシャルを用いたRDI手法の開発を行った. さらに,RDI手法単体では困難なユーザと動的な物体間のインタラクションについて,台車型ロボットを用いることで,RDI下において任意の場所に任意の形状の物体を提示するシステムを構築し,動的な物体に対するRDIの効果をユーザスタディを通して検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的独自性と創造性はRDW適用下でのユーザ同士の物理的インタラクションを実現する点にある.従来はユーザ同士の衝突回避アルゴリズムの開発が中心だった複数人RDW研究において,ユーザ同士の物理的インタラクションを実現するRDW手法であるリダイレクテッドインタラクションの提案・開発・評価を行い,従来は困難であったRDW適用下での共同作業や共同学習を可能にする点において本研究の創造性は高い.
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