研究課題/領域番号 |
22K18009
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
辻 泰明 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30767421)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | インターネット動画 / 遠隔授業 / 動画制作 / テレビ番組 / 映像コンテンツ |
研究開始時の研究の概要 |
コロナ禍にあって遠隔授業が実施され、講義を収録した動画を制作して、配信することが広く行われている。しかし、遠隔授業用動画の多くは、授業中の声とPC画面のキャプチャを合わせたものであったり、スライドショーを録画しただけのものであったりするため、動画が10分を超えると集中力が途切れるなどの問題が指摘されている。本研究は、テレビ番組の一ジャンルである教養情報番組に着目し、専門的内容をわかりやすく伝えることを主眼とした構成の分析を行う。その上で、構成を定型化することにより、遠隔授業用動画の新たな制作手法を提起する。
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研究実績の概要 |
COVID-19のパンデミックを契機として、遠隔授業が普及し、講義を収録した動画を制作して配信することが広くおこなわれるようになった。しかし、遠隔授業用動画の多くは、授業中の声とPC画面のキャプチャを合わせたものであったり、スライドショーを録画しただけのものであったりするのが現状であり、テレビ番組などで培われた映像構成の手法は活用されていない。その結果、動画視聴において集中力が持続しないなどの問題が指摘されている。 本研究は、学生の興味関心を持続させると共に理解度の向上にも寄与する、遠隔授業用動画の制作手法を開発することを目的とする。その目的を達成するための手法として、テレビ番組の一ジャンルである教養情報番組を分析し、その構成を応用して、遠隔授業用動画を制作することをおこなう。教養情報番組とは、テレビ初期の講座番組が発展して洗練度を増した番組群の呼称である。 2022年度は、教養情報番組の構成分析をおこない、定型化した構成に基づいて、複数の実験用動画を作成し、視聴実験を実施した。 実験にあたっては、専用チャンネルで複数の動画を配信し、解析ソフトを用いて視聴データを収集した。必要な整理を加えたデータに対して、基礎的な分析をおこない、動画ごとの視聴傾向に関して、配信期間における視聴数、ユニークユーザー数、再生時間、視聴者維持率などについての知見を得た。その上で、遠隔授業用動画の構成と視聴に関する基礎的な考察をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
構成の分析が順調に進んだ結果、計画に則って、実験用動画の制作をおこなうことができた。その結果、実験を一部、前倒しで実施し、有用なデータを蓄積することができた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、今年度の成果をもとに、制作した動画の内容をブラッシュアップするとともに、動画を配信した結果を分析して、考察を加え、これまでの研究の成果をまとめる予定である。
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