研究課題/領域番号 |
22K18072
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
アシャデオノ フィトリオ 立命館大学, 政策科学部, 助教 (70795583)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | コーヒー栽培 / コーヒー農家 / コーヒー農協 / GI / 気候変動 / 気候変動への適応策 / 農協 / コーヒー / インドネシア |
研究開始時の研究の概要 |
気候変動が地球社会に大きな影響を与えつつあることは、国際的に周知されており、対応策が緊急かつ重要な問題となっている。本研究では世界第4位のコーヒー生産国であるインドネシアが今後の気候変動にどう対応していくのかを考察する。そのため農業の現場における政策主体としてコーヒー農業協同組合に着目し、気候変動の対応策としてブランディング戦略のGI(地理的表示:Geographical Indication)を活用している事例をとりあげる。環境政策の観点から、気候変動に伴うリスク予測と、それに対する農協の対応策の意義を評価し、さらなる改善策について考察をおこなう。
|
研究実績の概要 |
2022年度は予定どおりフィールド調査を実施、GI登録されたコーヒー生産地2ヶ所を調査した。対象地域の変更はあったが、それぞれの生産地が個別のGI登録を所持している。また調査の地域は、近隣地域でありながら、コーヒー豆の品質特性は異なっている。研究者は、気候変動がコーヒー生産に与える影響を明らかにするために、両地域のコーヒー農家およびコーヒー農協、コーヒー産業に係る方々にインタビューを実施した。インタビューでは、地方自治体から入手した気象データに基づいて実際の自然環境現状の検証も行った。また、コーヒー農園を視察すると同時に一部エリアをGPS位置情報を正確に記録することもできた。フィールド調査期間中は、本研究の共同研究協力機関のジェンベル大学C-RiSSH(Center for Research in Social Sciences and Humanities)にゲストレクチャーとして招かれ、現地の大学生、大学院生および研究者との交流を深めた。フィールド調査結果の一部はAsia Pacific Conference 2022にて報告した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2022年度に実施したフィールド調査が順調に進んだ結果、2023年度行う予定のインタビューとGPSマッピングの一部を既に実施することができた。これにより、両地域のGPSマッピングは予定より早く完成される見込みである。従って2023年度は当初の計画よりインタビューおよびコーヒー農園視察時間を増やすことができると考える。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度の予定は計画通り、両地域のフィールド調査を行って、更なるインタビューデータを収集し、コーヒー生産に対する気候変動影響の検証を続けて行う。
|