研究課題/領域番号 |
22K18152
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
福田 悟志 中央大学, 理工学部, 助教 (10817555)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 感情分析 / 新型コロナウイルス / コロナワクチン / Twitter / ニュース / COVID-19 / ワクチン / テキスト解析 / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
信頼性が低いまたはデマの可能性がある情報はしばしば多くの人々に共有され,社会に大きな影響を与えることがある.このような背景には,その情報が扱うトピックに対して社会全体が持つ恐怖や不安といった心理状態が大きく関連していると考えられる.本研究では,信頼性が低いまたはデマの可能性がある情報が多くの人々に共有されるメカニズムを感情分析の観点から明らかにする.そして,発信される情報の信頼性やその情報が人々の感情にどのように変化を与えるのかを予測し,信頼性が低いまたはデマの可能性がある情報の拡散を事前に抑制するためのモデルを構築していく.
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研究実績の概要 |
本年度は,コロナ禍で報道されたニュースに対する人々の反応および感情変化を分析した. 日本において,2020年1月から2022年5月の期間で,Yahoo!ニュースがTwitter上に投稿したニュースツイートおよびそれらのツイートに対するリプライツイートを収集した.そして,ニューストピックに対するリプライツイートの数を人々の関心度とみなし,コロナ禍において,人々が関心を持ったニューストピックを時系列的に調べた.その結果,2022年1月までは,その時々で話題となった新型コロナウイルスに関連するニューストピックに対して人々は関心を示し,2022年2月になると,ウクライナ・ロシア紛争に対して非常に大きな関心を示した.また,各ニュースに対する人々が受けた感情(ポジティブまたはネガティブ)を推測し,ニューストピックに対するポジティブまたはネガティブツイートの推移を調べた.そして,ニューストピックに対する人々の関心の推移と比較したところ,全体的に,ニューストピックに対する人々の関心とネガティブな感情の推移が類似している傾向にあることが推察された. 今後は,ニュースが持つ情報の信頼性を測り,人々の感情に与える影響と情報としての信頼性にどのような関連性があるか調べる.また,人々が特定の事象や物事に対して,何をきっかけにポジティブまたはネガティブな感情を持つようになったのかを調査し,それが情報としての信頼性とどのように関連があるのかを分析する予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度から,原子力発電を対象に,原子力発電に対する人々の関心と理解の分析を行っている. また,新型コロナワクチンを対象として,流言などを含む不安要素が人々の間で広まった要因などを分析している.
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今後の研究の推進方策 |
情報の信頼度を測定するためのアプローチを実装する予定である.
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