研究課題/領域番号 |
22K18175
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
白井 宏明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准訪問研究員 (60838796)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 細菌侵入 / 膵臓 / 数理モデル / 好中球 / 細胞培養 / 数理モデリング解析 / 流量 / 走化性 / マイクロ流体デバイス / 数理モデリング / 膵臓癌 |
研究開始時の研究の概要 |
がんと細菌の関連性が広く報告される中、近年、膵癌内に細菌が多く生息し、治療効果へ影響を及ぼすことが報告された。しかし、すい臓内になぜ多くの細菌が生息しているのか明らかとなっていない。そこで、好気性細菌の膵管内の移動現象の数理モデリング解析およびマイクロ流体デバイスを用いた走化性の解析により、上部消化管のpH, 二酸化炭素、酸素濃 度勾配及び流れの共存下でのpH走性・走気性が流れに対抗するメカニズムを明らかにする。
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研究実績の概要 |
好気性細菌の膵臓内部への侵入のメカニズム理解を目指した数理モデリングを行い、侵入の物理的なメカニズムは十二指腸と膵管を覆うオッディ括約筋の収縮の逆行であることが明らかとされた。シミュレーションの結果は文献を用いて検証された。 一方、細菌侵入の生物的なメカニズムを明らかにすべく、好中球内における鉄の還元に着眼し、好中球と大腸菌と共培養実験を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
細菌侵入の物理的なメカニズムが明らかとされたため。また、生物的なメカニズムの解明に向けた準備が進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
炎症における細菌侵入と好中球内における鉄の還元の関係を明らかにすべく、好中球と大腸菌の共培養実験により、大腸菌が好中球内の鉄の還元へ及ぼす影響についての細胞培養実験を行う。
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