研究課題/領域番号 |
22K18262
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
松井 智子 中央大学, 文学部, 教授 (20296792)
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研究分担者 |
平川 眞規子 中央大学, 文学部, 教授 (60275807)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2026年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 文構造理解 / 文章理解 / 自閉スペクトラム症児 / 言語発達支援 / 発達障害 / 多言語児童 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では大きく以下の4つの研究調査を行う。 [A] ASD児と定型二言語習得児の文構造理解・文章理解の発達に関する横断的調査 [B] ASD児と定型二言語習得児の初語の時期を含む乳幼児期の言語発達に関する質問紙調査 [C] [A]~[B]をもとにしたグループ間の比較検証のための解析調査 [D] [C]のデータをもとに新たな言語発達評価および支援方法を開発する応用研究
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研究実績の概要 |
令和5年度には、自閉スペクトラム症(ASD)児調査群と定型発達児比較対照群を対象に、文構造理解の課題を実施した。ASD児群の文構造理解総合得点は、定型発達群に比べて有意に低かったが、ASD児群の中でも言語力の高いグループと低いグループの間で有意な差が見られた。またASD児群は助詞などの機能語を省略する傾向が高いことがわかった。構文の中では、助動詞+否定、WH疑問文、従属接続詞、主語位置の目的格の構文の理解に、ASD児は特に困難が見られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
自閉スペクトラム症児群と定型発達群の文構造理解に関するデータを収集することができた。自閉スペクトラム症児群はまだ参加人数を増やす必要があるため、継続してデータ収集を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は自閉スペクトラム症群の参加人数を増やすこととともに、日本語を第二言語として習得する外国人児童を対象に文構造理解の調査を実施する。外国人児童群のデータと自閉スペクトラム症児群のデータを比較し、両者の共通点と相違点を分析する。
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