研究課題
挑戦的研究(開拓)
近年、急速に進む都市機能の24時間化により、生活スタイルが不規則になりやすい環境にある。現在、我が国におけるシフトワーク従事者は1200万人以上にのぼる。さらに、夜でありながら光が溢れる環境は、子供たちの生活リズムを大きく変化させ、心身の発達に成長後も続く影響を及ぼす可能性も指摘されている。このように概日リズム障害は、幼若期・成人期・老年期の全てのライフコースに関わる医学的課題である。本研究は、概日リズム障害の未病から病態成立に至るまでのプロセスを再構成することで未解明であった病態メカニズムを明らかにし、ヒトの概日リズム障害の早期検出法の開発につなげる。