研究課題/領域番号 |
22K18440
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
都 英次郎 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (70443231)
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研究分担者 |
重村 克巳 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (00457102)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2024年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2023年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2022年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 光合成細菌 / 癌 / 近赤外光 / バイオイメージング / 治療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、光合成細菌が有する特異な熱・活性酸素・蛍光放射性と腫瘍内集積・増殖性を利用した“癌光細菌療法”の創出を目的とする。具体的には、根治が難しいと言われる転移性肺癌モデルを標的とした当該細菌の1.低酸素下の微小環境に高選択的に集積し増殖する作用、2.レーザー照射による温熱と活性酸素を利用した癌細胞殺傷効果、3.レーザー照射による蛍光特性を利用した生体内癌イメージング効果、4.安全性を評価する。本研究によって、体内の高精度な転移性腫瘍の検出技術ならびに癌細胞の根絶可能な治療法が実現できれば、その社会的・学術的な意義は大きい。
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研究実績の概要 |
本研究では、光合成細菌が有する特異な熱・活性酸素・蛍光放射性と腫瘍内集積・増殖性を利用した“癌光細菌療法”の創出を目的とする。具体的には、根治が難しいと言われる転移性肺癌モデルを標的とした当該細菌の1.低酸素下の微小環境に高選択的に集積し増殖する作用、2.レーザー照射による温熱と活性酸素を利用した癌細胞殺傷効果、3.レーザー照射による蛍光特性を利用した生体内癌イメージング効果、4.安全性を評価する。本研究によって、体内の高精度な転移性腫瘍の検出技術ならびに癌細胞の根絶可能な治療法が実現できれば、その社会的・学術的な意義は大きい。 本年度は、癌モデルマウス体内における細菌の性能評価・機能制御を検証した。より具体的には、細菌の近赤外蛍光特性と近赤外光カメラシステムを活用した腫瘍の診断と治療を行った。この結果、固形癌特異的に細菌が集積し、蛍光を発現することが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初掲げた目標を全て達成することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、予定通り、転移性肺癌モデルマウス体内における光合成細菌の薬効試験と安全性試験を実施する。
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